レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

MotoGP ニュース

投稿日: 2017.06.25 20:12
更新日: 2017.06.26 00:49

雨と霧で大波乱の連続。中須賀が混戦を制し今季初優勝/全日本ロード第5戦オートポリス決勝

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


MotoGP | 雨と霧で大波乱の連続。中須賀が混戦を制し今季初優勝/全日本ロード第5戦オートポリス決勝

 全日本ロードレース選手権第5戦、JSB1000クラスの決勝レースがオートポリスで行われ、中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)が今季初優勝を飾った。

 朝にはいったん上がった雨。しかし午後には再び断続的に小雨が落ちる。昼ごろには走行ラインが乾いていたものの、再びうっすらと濡れていく。しかし雨量は少なく、微妙なコンディションになった。

 選手紹介が終わった時点で雨脚が強まりスタートディレイ。

 中断中に雨は上がった。周回数を15周に減算して改めてスタート。ホールショットを奪ったのは加賀山就臣(Team KAGAYAMA)。オープニングラップで加賀山をかわしたのは高橋巧(MuSASHi RT HARC-PRO. Honda)。すぐにペースを上げて逃げ始めた高橋。追いかける加賀山。その背後では渡辺一馬(Kawasaki Team GREEN)、高橋裕紀(MORIWAKI MOTUL RACING)、酒井大作(Team Motorrad39)、中須賀、津田拓也(ヨシムラスズキMOTUL)、マイケル・ファン・デル・マーク(YAMAHA FACTORY RACING TEAM#5)と続く。

 3周目。高橋巧はトップ独走状態を築いた。加賀山も2位単独走行を開始。渡辺、中須賀、高橋裕紀、酒井の4台が表彰台争いを開始。

 しかし濃い霧が降りてきて視界不良のために赤旗が出された。

 3周終了時点の順位でグリッドに並び直して12周の周回数で2回目のスタート。今度も加賀山がホールショット。オープニングラップで加賀山をかわしたのは3列目7番手グリッドからスタートしたファン・デル・マーク。2番手に後退した加賀山を2周目にかわしたのは中須賀。これでヤマハファクトリーがワンツー走行を開始。この2台を高橋巧が追いかける。加賀山は若干遅れてヤマハファクトリー2台と高橋巧の3台でトップ集団を形成。

 3周目。中須賀がファン・デル・マークを捕らえてトップ浮上。高橋巧もファン・デル・マークをパスして2番手にポジションをあげ、中須賀を追いかけ始める。3台は後続を大きく引き離して周回を開始した。

 6周目。高橋巧が中須賀との差を詰めてぴたりと背後につける。逆にファン・デル・マークはペースが上がらずに単独3番手走行を開始。

 8周目。中須賀に迫っていた高橋巧がいきなりスローダウン。マシンをピットへと向けた。

 さらに11周目にファン・デル・マークも転倒して戦線離脱。

津田拓也(ヨシムラスズキMOTUL)
津田拓也(ヨシムラスズキMOTUL)

 中須賀は最後までトップを快走。そのまま今季初優勝。後方から追い上げた津田拓也(ヨシムラスズキMOTUL)が2位。ラストラップは3番手を走行していた濱原颯道(ヨシムラスズキMOTUL)は第2ヘアピンでオーバーランを喫して渡辺一馬(Kawasaki Team GREEN)が3位表彰台を獲得。最後まで大波乱のレースだった。

 以下、決勝順位結果。


関連のニュース