鈴鹿8時間耐久ロードレースはスタートから1時間が経過した。各チーム1回目のピット作業、ライダー交代を行い始める中、最終シケインで発生した転倒によりセーフティーカーが導入。セーフティーカーランが続いた。
スタート直後に落ち始めた雨は30分が経過するころに雨粒が大きくなり、コース全体を濡らし始める。そんな中、MuSASHi RT HARC-PRO.ホンダの高橋巧とヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームの中須賀克行はスプリントレースのような激しいトップ争いを展開。
スタート後、数周はこの2台とトップ集団を形成していたカワサキ・チームグリーンのレオン・ハスラムは、雨脚が強くなると同時にペースダウン。単独3番手走行に移行していた。
16周目、中須賀がトップに浮上するも18周目には高橋巧が再びトップを奪回。2台は雨量に翻弄されながら激しいトップ争いを継続する。
雨量が少なくなってくるとともにみるみるポジションを上げたのは、モリワキMOTULレーシングの清成龍一だ。清成は21周目には4番手に浮上。逆にそれまで4番手につけていたF.C.C.TSRホンダのドミニク・エガターは6番手までポジションを下げた。
トップ高橋巧、2番手中須賀で迎えた22周目。最終コーナー立ち上がりで、トップ2台が周回遅れのマシンを挟む形でかわしながら、中須賀が高橋巧を抜き去りトップに浮上した。
27周目に中須賀が高橋巧に先行してピットイン。アレックス・ロウズにライダーを交代してコースインした。
ここで、最終シケインでアクシデントが発生。セーフティーカーが入る。セーフティーカーが入ったこのタイミングで、高橋巧もピットイン。ジャック・ミラーにライダー交代した。
1時間を経過した時点での順位は以下の通り。