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MotoGP ニュース

投稿日: 2017.08.07 14:19
更新日: 2017.08.07 14:34

ホンダ 2017MotoGP第10戦チェコGP 決勝レポート

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MotoGP | ホンダ 2017MotoGP第10戦チェコGP 決勝レポート

マルケスが今季3勝目。ペドロサは2位になり、Repsol Honda Teamが今季2回目の1-2フィニッシュ

2017年8月6日(日)・決勝
天候:雨のち曇り
気温:21℃
コースコンディション:ウエット/ドライ
観客:8万7541人(3日間:19万3834人)

レポート

 後半戦のスタートとなった第10戦チェコGPは、ウエットで始まり、次第に路面が乾いていくという難しいコンディションとなりました。

 レース序盤にほとんどの選手がスリックタイヤを装着したマシンに乗り換えるフラッグ・トゥ・フラッグとなりましたが、こうしたコンディションで圧倒的な強さを発揮するマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、ライバルの追随を許さない走りで、今季3勝目を挙げました。

 チェコGPで会心の勝利を挙げたマルケスは、グリッドについた時点で、ハードコンパウンドの感触があまりよくなかったことと、路面がすぐに乾いていくだろうという予想を理由に、レインのリヤタイヤをソフトへと変更。

 序盤にリードを広げてから、マシンをチェンジしようという作戦でしたが、ソフトタイヤのスピニングが激しかったことから、スタートして2周目にピットに入ることを決断。結果的にこの判断が、マルケスを有利な戦いへと導くことになりました。

 ポールポジションからスタートし、オープニングラップでトップに立ったマルケスは、2周目のマシンチェンジにより、19番手までポジションを落としました。

 しかし、4周目に12番手、5周目に2番手、そして6周目についにトップに浮上すると、そのまま後続を大きく引き離し、一時は2位以下に20秒以上のリードを築く好走をみせ、22周のレースで真っ先にチェッカーを受けました。

 これで前戦ドイツGPからの2連勝、そして今季3勝目を挙げたマルケスは、ポイントランキングでも2位以下へのリードを広げ、2年連続4回目のタイトル獲得に向けて、また一歩前進しました。

 3番グリッドからスタートしたダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)は、4周目を終えてマシンチェンジを行いました。そのため、5周目には8番手までポジションを落としますが、9周目に2番手に浮上すると、後続を引き離し、そのまま2位でフィニッシュしました。

 今季6度目となる表彰台の獲得を果たしたペドロサは、総合首位をキープしたチームメートのマルケスとは31点差とポイントは開きましたが、総合2位のマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)とは17点差、総合3位のアンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティ)と10点差、そして総合4位のバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)とはあと9点差に迫っています。

 Repsol Honda Teamの1-2フィニッシュは、第4戦スペインGP以来、今季2度目となりました。

 カル・クラッチロー(LCR Honda)は、2年連続の大会制覇と表彰台獲得は果たせませんでしたが、大荒れのレースをしっかり走りきって、5位でフィニッシュしました。マシンの乗り換えはペドロサと同じタイミングでしたが、乗り換えてからのペースの上げ方が課題になりました。次戦オーストリアGPでは、今大会の雪辱に挑みます。

 予選15番手から決勝に挑んだジャック・ミラー(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は14位でフィニッシュ。予選21番手のティト・ラバト(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は17位につけました。

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