MotoGP第15戦日本GPの決勝レースが10月15日、ツインリンクもてぎで開催された。赤旗中断によるスケジュール変更やMoto3、Moto2クラスの周回数減算となった日本グランプリ。決勝レースを終えた日本人ライダーたちに話を聞いた。
■中須賀克行/ヤマルーブ・ヤマハ・ファクトリーレーシング(MotoGP決勝12位)
「朝のウォームアップを終えて仕様を少し自分の走りやすいものにしたり、ファクトリーのセッティングも参考にさせてもらいました」
「自分たちは新しいことをやっていて、ウォームアップではそれを試すことでフィーリングが良かったので、これなら決勝でもなんとかなると感じました」
「昨日まで本当に苦しんで、決勝もどうなるかと思っていたんですけど、ポイントを獲れたし、最後尾からどんどんライダーをパスしてレース自体も楽しめたので一安心。帰ってくるところに帰ってこれたかなという感じです。それだけいろいろなことをやったし、ロッシやビニャーレスが言っているコメントもより身近になったし、症状を感じることができました。これは非常に大きな収穫で、次に繋がる良いデータが取れたと思います」
「今からファクトリー勢は大ミーティングですよ。本当に(ロッシとビニャーレスを)なんとかしてあげたいと思っているからね。テストは明日一日あるので、もう少し良いバイク作って彼らが気持ちよく走れるようにしたいです」
■青山博一/エストレージャ・ガルシア・0.0・マーク・VDS(MotoGP決勝18位)
「決勝レースは雨になったので、金曜、土曜とつめてきたところを活かして上位にいきたいと思っていたんですけど、どういうわけか決勝になったらまったくタイヤがグリップしませんでした。グリッドで柔らかいタイヤに変えようかと思ったんですけど、柔らかい方だとおそらくタイヤが持たないから、やめようと思いました」
「おそらく温まったらグリップするだろうなと思ったのですが、まったくグリップしないままでした。実は2周目にセカンドアンダーブリッジの中で、真横を向いてそのままコースアウトしていってしまったんです。外にいたオフィシャルにまっすぐ向かっていってしまって、オフィシャルが逃げてましたから。あれで転ばなかったのは奇跡ですよ」
「その後コースに戻って、前のグループを追いかけたのですが、離された差が大きくて追いつけずに終わってしまいました。とにかくなぜかわからないですけど、まったく(タイヤが)グリップしなくて、それはとても残念です。チームはなんとなく(その理由を)わかってるみたいですけど、仕方ないですね」
「もっといける感覚があったので、決勝でうまく結果に残せなかったのがとても悔しいですけど、今週やったことをしっかり今後のテストに繋げていきたいです。来週はジャック(・ミラー)が戻ってくると思うので、彼がホームグランプリで良いレースができるように願っています」