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MotoGP ニュース

投稿日: 2017.10.16 11:27

MotoGP:ヤマハ 2017年第15戦日本GP レースレポート

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MotoGP | MotoGP:ヤマハ 2017年第15戦日本GP レースレポート

Rd.15 10月15日 日本

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第15戦日本GP
■開催日:2017年10月15日(日)決勝結果
■開催地:ツインリンクもてぎ/日本(4.801 km)
■コースコンディション:ウエット
■気温:14度 ■路面温度:15度
■PP:J・ザルコ(1分53秒469/ヤマハ)
■FL:A・ドビツィオーゾ(1分56秒568/ドゥカティ)

REPORT

ビニャーレスが9位

 フル・ウエットのコンディションのなかで行われた日本GP。Movistar Yamaha MotoGPのM・ビニャーレスは終始、安定した走りを見せて9位でゴール。V・ロッシは絶好のスタートを切ったあと8位を走行していたが、S字コーナーで転倒してそのままリタイアとなった。

 予選14番手、グリッド5列目からのスタートとなったビニャーレスは、好ダッシュを見せて一気に8位へ浮上。タイヤが暖まるのを待つ間、3ラップ目には一旦、A・リンス(スズキ)とロッシに先行を許したが、この後退は長くは続かなかった。

 3ラップ後にはJ・ロレンソ(ドゥカティ)をパス。続いてロッシが転倒したためビニャーレスは再び8位へ浮上。その後もウエット路面に慣れるにつれて少しずつペースを上げ、順調に周回を重ねてゆくが、前を行くA・エルパルガロ(アプリリア)からはすでに大きく離されていた。

 レース後半に入るとロレンソが再び追い上げてきたため、残り6ラップは8位キープに目標を切り替えてバトルを展開。身体を伏せて懸命に逃げ切りを図るが、抑え切れずに9位でチェッカーを受けた。

 ロッシもグリッド12番手から好スタート。すぐさまチャージを開始し、3つポジションを上げてオープニングラップを終えた。その後も上位グループを逃すまいと懸命に食らいつき、6ラップ目にはロレンソをパス。しかし第8コーナーで転倒を喫し、再スタートすることはできなかった。

 この結果、ビニャーレスとロッシはそれぞれ、ランキング3位と5位をキープ。コンストラクターズ・ランキングではヤマハがトップから29ポイント差の3位。チーム・ランキングではMovistar Yamaha MotoGPがトップから43ポイント差の2位につけている。

 チームはこのあと南半球へ移動。1週間後にフィリップアイランド・サーキットで行われるオーストラリアGPに出場する。

ザルコが8位獲得! 野左根は不運な結果

 Monster Yamaha Tech3 TeamのJ・ザルコは、難しいコンディションのなか8位獲得と健闘。降り続く雨のなか、ポールポジションからスタートしたザルコは序盤、リズムをつかんでトップグループに加わりバトルを展開。その後、少しずつポジションを下げて8位でチェッカーを受けた。

 野左根は、前日のフリープラクティス第4セッションの転倒で右手を骨折した状態で果敢にも決勝に臨んだ。スタート直後にいくつか順位を上げていたが、4ラップ目に転倒してリタイアとなった。

中須賀、日本人トップの12位でポイント獲得

 これまでのレース活動で経験のない最後列の8列目23番グリッドからスタートしたYAMALUBE YAMAHA FACTORY RACINGの中須賀克行は、 S・レディング(ドゥカティ)やS・ローズ(アプリリア)らとのバトルをしながら徐々に順位を上げ、さらにレース途中でのリタイアライダーも手伝って12位でフィニッシュ。グランプリポイントを4ポイント獲得した。

 中須賀は今年で連続6回目の日本グランプリ参戦となるが、いずれもポイント獲得権内でゴールしており、その記録を更新することになった。また、2012年にスポット参戦したバレンシアGPでは2位、2011年にスポット参戦したバレンシアGPでは6位に入っており、出場したMotoGPクラスの全レースでポイントを獲得していることになる。


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