2018年シーズンのSBKエントリーリスト発表。日本人ライダー大久保光はWSSに継続参戦

　12月13日、MOTUL FIMスーパーバイク世界選手権（SBK）の2018年シーズンの暫定エントリーリストが発表された。2018年シーズンは21人のライダーがSBKにエントリーする。

　2017年シーズンチャンピオンを獲得しSBK3連覇を達成したジョナサン・レイ、チームメイトでランキング3位を獲得したトム・サイクスは、2018年シーズンも引き続きカワサキ・レーシングチーム・ワールドSBKからカワサキZX-10RRを駆って参戦する。

　2017年シーズンランキング2位のチャズ・デイビス、ランキング4位のマルコ・メランドリもチーム、マシンともに変更はなくAruba.it レーシング-ドゥカティからドゥカティ パニガーレRでエントリー。

　2017年鈴鹿8時間耐久ロードレースで中須賀克行とともにヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームの3連覇に貢献したアレックス・ロウズとマイケル・ファン・デル・マークもパタ・ヤマハ・オフィシャルチーム・ワールドSBKからヤマハYZF-R1での参戦に変更はない。

　また、2018年シーズンはMotoGPから移籍したふたりのライダーを含め、7人のライダーが新たにエントリーした。MotoGPから移籍したのは、最高峰クラスに参戦していたロリス・バスとMoto2クラスに参戦していたヨニー・エルナンデス。

　バズは2014年までSBKにエントリーしており、ガルフ・アルテア・BMWレーシング・チームからBMW S1000RRを駆り4年ぶりのSBK参戦となる。エルナンデスはチーム・ペデルチーニ・レーシングからカワサキZX-10RRでエントリー。エルナンデスはSBK初参戦となる。

　そして、2018年シーズンのエントリーリストのマニュファクチャラーにスズキが加わった。グリッリーニ・レーシング・チームが2017年シーズンまでパートナシップを組んでいたカワサキからスズキにスイッチ。ライダーにはガブリエル・ルイウ、ロベルト・ロルフォのふたりを起用し、GSX-R1000で争ことになる。

　日本人ライダーとしては、スーパースポーツ世界選手権（WSS）に引き続き大久保光がエントリー。大久保にとってWSS参戦3年目となる2018年シーズンはカワサキ・プッシェティ・レーシングへとチームを移籍した。

　チームメイトは2015年、2016年を含む通算5度のWSSチャンピオンを獲得している、ケナン・ソフォグル。マシンもホンダCBR600RRからカワサキZX-6Rに乗り換え、心機一転のシーズンとなりそうだ。

　以下、2018年シーズンの暫定エントリーリスト。

■SBK暫定エントリーリスト（2017年12月12日時点）