1984年のGSX-R400、翌年油冷エンジンでデビューのGSX-R750以来、スズキのフラッグシップとして君臨するGSX-Rシリーズ。頂点に君臨しているのは本場欧州でも根強い人気を誇ったGSX-R1000だ。その価格は隼をも凌ぐ200万円オーバーだ。
同シリーズは現在5タイプあるが、その末弟に位置するのがこのGSX-R125だ。
ネイキッドスポーツのGSX-S125と基本コンポーネトを共有するフルカウルモデル。いかにもレーサーレプリカ系を匂わす仕上がりはモータースポーツファン待望のモデルといって良いだろう。
ご覧の通り外観はシャープ。シートに跨がると、スリムに決まるライディングポジションがとても新鮮で印象深い。それはまるでレーシングマシンの様。
タンクに胸をつけてピタリと前屈姿勢を取る。ニーグリップは細く、ステアリングのトップブリッジ下側にクリップオンされたセパレートハンドルを握りスクリーン越しに前方を睨むと、サーキットを疾走するシーンが思い浮かぶ程だ。
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