2018年の鈴鹿8時間耐久ロードレースの決勝レースが鈴鹿サーキットで行われ、ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チーム(中須賀克行、アレックス・ロウズ、マイケル・ファン・デル・マーク組)が優勝。鈴鹿8耐において4連覇を達成した。また、F.C.C.TSRホンダ・フランスが5位入賞を果たし、世界耐久選手権(EWC)タイトルに輝いた。
トップを走行するヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームのマイケル・ファン・デル・マーク。レッドブル・ホンダwith日本郵便の中上貴晶は無理に追いかけることなく、燃費走行に入ったかに見えた。
18時38分。ライトオンボードが提示。現在はレース中点灯が義務付けられているヘッドライトだが、以前はこのボードの提示により、ライトオンされていた。ライト点灯をする必要がなくなった今でも、鈴鹿8耐の風物詩として提示されている。
残り45分を切って、カワサキ・チームグリーンがラストピットインを行い、ジョナサン・レイが最後の走行に出る。
残り30分で、トラブル発生。8番手を走行中のHonda Suzuka Racing Teamが白煙を上げてマシンを止めてしまった。
192周目、残り16分。トップのヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームが最後のピットイン。アレックス・ロウズがトップのままコースに復帰。最後のスティントに入る。
サーキットはすっかり暗闇に包まれた。トップを走るヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームは淡々と走行を続け、199周を回ってチェッカー。ヤマハとして連勝記録更新となる4連覇を達成した。
国内ファクトリーチームを復活させて鈴鹿8耐優勝をねらったレッドブル・ホンダwith日本郵便は、ピット回数を減らして逆転なるかと思われたが、約30秒差で、2位でチェッカー。カワサキ・チームグリーンはスローダウン、転倒というアクシデントを乗り越え、3位表彰台を獲得した。
また、F.C.C.TSRホンダ・フランスは5位でチェッカーを受け、日本チームとして初となる、EWCチャンピオンを獲得する快挙を成し遂げた。
以下、2018年鈴鹿8時間耐久ロードレースの決勝レース順位結果。