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MotoGP ニュース

投稿日: 2019.01.22 16:37
更新日: 2019.01.22 16:39

ダカール:ホンダ、二輪部門首位走るもリタイア相次ぎ30年ぶり制覇ならず。「白旗は上げない」

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MotoGP | ダカール:ホンダ、二輪部門首位走るもリタイア相次ぎ30年ぶり制覇ならず。「白旗は上げない」

 第41回ダカールラリーの二輪部門に参戦したホンダのファクトリーチーム、Monster Energy Honda Team(モンスター・エナジー・ホンダ・チーム)。5台のホンダCRF450ラリーを投入し、30年ぶりの優勝を目指したが、完走2台、総合では7位が最上位という結果に終わった。

 ホンダは、1981年からダカールラリーの二輪部門に参戦を開始し、1989年で活動を休止。2013年の第35回大会からダカールラリー参戦を再開し、ファクトリーマシンのCRF450ラリーでライバルのKTMと優勝争いを繰り広げている。しかし、2018年までの5年間、ホンダは二輪部門優勝に届かずにいた。

 2019年の第41回大会では、30年ぶりの優勝に向けチームの運営面を強化。ライダーはエースのホアン・バレダを中心に、パウロ・ゴンサルヴェス、ケビン・ベナバイズ、リッキー・ブラベック、ホセ・イグナシオ・コルネホを起用し、盤石の体制で挑んだ。

■総合首位に立つも不運に見舞われたバレダとブラベック

 エースライダーのバレダは、競技初日のステージ1を首位発進。競技2日目のステージ2は3位で終え、総合トップをキープしていた。しかし、競技3日目のステージ3。バレダは、霧に視界を奪われて岩場の渓谷に滑り落ち脱出不能に。マシン、ライダーに大事はなかったが、チームはバレダのリタイアを決断した。

リッキー・ブラベック(モンスター・エナジー・ホンダ・チーム)
リッキー・ブラベック(モンスター・エナジー・ホンダ・チーム)

 バレダに代わってホンダ勢を引っ張ったのがブラベックだ。ブラベックは、競技4日目のマラソンステージ前半を総合トップ、競技5日目のマラソンステージ後半を12位で終え、前半戦は総合首位をキープした。

 なお、マラソンステージ後半では、ゴンサルヴェスが155km付近で転倒して負傷。ゴンサルヴェスはリタイアとなり、チームはブラベック、ベナバイズ、コルネホの3台体制で後半戦へ挑むことになった。

パウロ・ゴンサルヴェス(モンスター・エナジー・ホンダ・チーム)
パウロ・ゴンサルヴェス(モンスター・エナジー・ホンダ・チーム)

 後半戦もブラベックがトップ争いを繰り広げ、ステージ7まで総合首位を守った。しかし、競技9日目のステージ8でマシントラブルが発生。このトラブルにより、ブラベックはラリーを継続することができなくなり、リタイアとなった。トラブルの詳細については、調査中とのことだが、エンジン周りのトラブルだったようだ。

 ブラベックのリタイアにより、ホンダ勢はコルネホ、ベナバイズの2台で残り2日のステージに挑むこととなった。ステージ8終了時点では総合8番手のコルネホがホンダ勢のトップにつける。

ケビン・ベナバイズ(モンスター・エナジー・ホンダ・チーム)
ケビン・ベナバイズ(モンスター・エナジー・ホンダ・チーム)
ホセ・イグナシオ・コルネホ(モンスター・エナジー・ホンダ・チーム)
ホセ・イグナシオ・コルネホ(モンスター・エナジー・ホンダ・チーム)

 コルネホは、競技10日目のステージ9を6位、競技最終日のステージは2位でフィニッシュし、最終的に総合7位でトップ10入り。ベナバイズはステージ9を14位、最終ステージを6位で終え総合12位で終えた。

■ホンダチームマネージャー「我々は白旗を上げることはしない」


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