ヤマハは2月5日、マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで『2019ヤマハ・モータースポーツ・メディア・カンファレンス』を開催し、国内外のレース体制を発表。その場で、全日本ロードレース選手権JSB1000クラスの体制も明らかになった。
ヤマハのライダーが一堂に集まって開催されるこのイベントは、2018年からスタート。会場のセパンサーキットには、ロードレースの最高峰、MotoGPに参戦するバレンティーノ・ロッシやマーべリック・ビニャーレスも参加した。
既報の通り、MotoGPにはファクトリーチームのモンスターエナジー・ヤマハMotoGPとサテライトチームのペトロナス・ヤマハSRTがYZR-M1で参戦。ファクトリーチームはロッシとビニャーレスを、サテライトチームはフランコ・モルビデリとファビオ・クアルタラロを起用して2019年シーズンに挑む。
スーパーバイク世界選手権(SBK)にはパタ・ヤマハ・チームに加え、スーパースポーツ世界選手権(WSS)に参戦していたGRTヤマハ・オフィシャル・ワールドSSPチームを昇格させ、GRTヤマハ・サポート・チームとしてエントリーする。
パタ・ヤマハ・チームは、2018年に引き続きアレックス・ロウズとマイケル・ファン・デル・マークのラインアップを継続。新チームのGRTヤマハ・サポート・チームは、2002年のMotoGP 250ccクラス王者マルコ・メランドリと2018年のスーパースポーツ世界選手権(WSS)チャンピオン、サンドロ・コルテセという布陣でシリーズを戦う。
SBKライダー4人が使用するマシンは、全日本ロードレース選手権JSB1000クラスに参戦するヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームと技術共有を行いながら開発したヤマハYZF-R1。ロウズ、ファン・デル・マーク、メランドリ、コルテセは2009年以来となるチャンピオン獲得を目指す。