2月6日にマレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで始まった、2019年MotoGP最初の公式テスト。初日を終えて、各ライダーたちが走行を振り返った。オフシーズン中に左肩の脱臼癖を治す手術を受けたマルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)は、トップタイムで終えた初日について「フルパワーの状態ではなかった」と身体面について言及している。
■マルク・マルケス/レプソル・ホンダ・チーム(初日1番手:1分59秒621)
「長い冬を経て、マシンにまた乗ることができてとてもうれしいが、まだ、フルパワーの状態ではなく、思っていたほどではなかった。1、2周ならばOKなのだけど、ライディングスタイルを変える必要があったんだ」
「テストはまだ二日あるので、今日は早めに走行を切り上げた。体の状態を見極めたい。ホンダはこの冬の間に本当に頑張ってくれた。今日はいくつかのことを試したが、まだまだやるべきリストは多い。重要項目から試している。マシンは好調だけれど、(2月23日から始まる)カタールテストまでにトライすることがたくさんあるよ」
■アレックス・リンス/チーム・スズキ・エクスター(初日2番手:1分59秒880)
「ファーストインプレッションはとてもいい。2019年のマシンを作ることを目標に、新しいパーツがたくさん持ち込まれている。今日のラップタイムとレースペースはすでに強力で、多くのポテンシャルを感じる。シーズンのスタートからコンスタントに強いことを目指している。初日のテストで達成できたことについて、とてもいい気分だ」
■マーベリック・ビニャーレス/モンスターエナジー・ヤマハMotoGP(初日3番手:1分59秒937)
「(テストの)スタートからフィーリングがよかったので、とてもハッピーだよ。冬の間、トレーニングを重ねたのでフィジカル面の問題はない。3日間全力でテストに臨みたい。コースではかなり正確に走ることができるが、改善する余地がある。チャンピオンシップのためには改善は非常に重要だ。加速の部分を向上させたいし、2018年に苦戦したブレーキングの部分の改善に集中して取り組みたい」