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MotoGP ニュース

投稿日: 2019.03.11 19:37
更新日: 2019.03.11 20:09

MotoGP:日本人初のMoto3優勝を果たした鳥羽海渡、勝利を喜ぶも「これがやっとスタートライン」

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MotoGP | MotoGP:日本人初のMoto3優勝を果たした鳥羽海渡、勝利を喜ぶも「これがやっとスタートライン」

 2019年シーズンのMotoGP開幕戦カタールGP、Moto3クラス決勝で鳥羽海渡(ホンダ・チーム・アジア)が優勝を果たした。Moto3での日本人優勝は今回が初となる。

 予選で3番手を獲得し、フロントロウから決勝レースをスタートした鳥羽。レース序盤にポジションを落としたものの、6周目にはトップ争いに加わり、ライバルたちと何度も激しくポジションを奪い合った。

 優勝争いは最終ラップにまで持ち越された。最終ラップで鳥羽はトップを走っていたロレンツォ・ダラ・ポルタ(LEOPARD RACING)と激しいバトルを繰り広げる。

 最終コーナー飛び込みではダラ・ポルタがトップ、鳥羽は2番手に。コーナー立ち上がりでは鳥羽がダラ・ポルタの背後にぴたりとつけると、スリップストリームを利用して一気に加速。ダラ・ポルタを抜き去ってトップでフィニッシュし、開幕戦を優勝で飾った。

鳥羽海渡(ホンダ・チーム・アジア)
鳥羽海渡(ホンダ・チーム・アジア)

 MotoGPの最軽量クラスで日本人ライダーが優勝を飾るのは、2007年カタルーニャGPの125ccクラスで小山知良が勝利して以来、12年ぶり。Moto3クラスに名前を変えてからの日本人優勝は今回が初となる。

 開幕戦を制した鳥羽は「優勝を目指してがんばってきたので、本当にうれしいです。チェッカーを受けたときは最高の気分でした」と喜び、レースを振り返る。

「(決勝では)あまりにも大きな集団になってしまい、どうがんばっても抜け出すことは難しいと感じました。そのため、グループのトップにいようと集中しましたが、タイヤが滑り出してくると、何度も集中力がきれそうになりました」

「スタートはよかったのですが、ウォームアップで転倒したこともあり、ちょっと慎重になってしまい9番手までポジションを落としました。そこからすぐに追い上げられたし、いい走りができたと思います」

「(開幕戦では)エンジンが速く、ギアの選択もよかったと思います。初優勝を達成できてうれしいですが、これがやっとスタートラインなので、これからも表彰台、優勝を目指し、チャンピオンを目指したいです」

「次戦アルゼンチンGPも得意なコースなのでベストを尽くします」

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