アルファロメオF1チームのエアロダイナミシスト(空力設計)を務めるアリ・ローランド=ラウズは、ドゥカティのスイングアーム下部につけられたデバイスが何をするものなのか確信しているという。
開幕戦カタールGPでドゥカティが使用した“スイングアーム下部のデバイス”は、その目的がダウンフォースを発生させる空力デバイスではないかということで、アプリリア、ホンダ、KTM、スズキの4メーカーがFIM MotoGPスチュワード委員会に抗議した。
この抗議は“スイングアーム下部のデバイス”がタイヤの冷却が目的ということで却下されたが、その後上訴され、MotoGP控訴裁判所で審議されることになった。
MotoGP控訴裁判所の決定は、3月31日の第2戦アルゼンチンGP前に発表され、カタールGPの結果は、MotoGP控訴裁判所の最終決定に従うことになっている。
ドゥカティの“スイングアーム下部のデバイス”については、論争が激化する一方だ。それはタイヤを冷却するもので、つまりは合法なのか? それともそれは空力デバイスで、違法である可能性が高いのか?
■“スイングアーム下部のデバイス”は「本当にクレバーだ」
抗議の対象となっているドゥカティの“スイングアーム下部のデバイス”をローランド=ラウズは次のように分析する。
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