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MotoGP ニュース

投稿日: 2019.04.15 06:00
更新日: 2019.04.16 16:11

スズキ、3年ぶりの勝利に沸く。MotoGP第3戦アメリカズGPでリンスがロッシを抑え表彰台の頂点へ

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MotoGP | スズキ、3年ぶりの勝利に沸く。MotoGP第3戦アメリカズGPでリンスがロッシを抑え表彰台の頂点へ

 MotoGP第3戦アメリカズGPの決勝レースがサーキット・オブ・ジ・アメリカズで行われ、MotoGPクラスはアレックス・リンス(チーム・スズキ・エクスター)が優勝した。リンスにとって最高峰クラスでの初優勝。スズキにとっては、マーベリック・ビニャーレスによる2016年第12戦イギリスGP以来の勝利となった。

 予選日の朝には激しい雨と雷に見舞われたサーキット・オブ・ジ・アメリカズ。荒天によりフリー走行3回目はキャンセルとなったが、その後は天候が回復し、予定どおり予選が行われた。とはいえ、天候により翻弄された予選日だったことは間違いない。

 迎えた決勝日は青空が広がり、気温21度、路面温度39度のドライコンディション。ポールポジションのマルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)はスタートでバレンティーノ・ロッシ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)とカル・クラッチロー(LCRホンダ・カストロール)に並びかけられるも、トップで1コーナーに飛び込む。

 2番手に続くのはロッシ、そして3番手にクラッチローと、上位陣はグリッド順でオープニングラップを終える。中上はスタートでポジションを落とし、このとき17番手に後退していた。

 マルケスは2周目に2分4秒529のファステストをマーク。ロッシも2分4秒後半のラップタイムでマルケスを追うが、3周目にはその差は約1.3秒に開いていた。マルケスはその翌周にもファステストを叩き出すと、ロッシを引き離しにかかる。

 4周目の走行中に、マーベリック・ビニャーレス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)とジョアン・ミル(チーム・スズキ・エクスター)にジャンプスタートによるライドスルーペナルティの裁定が下される。ふたりはこのペナルティにより、大きくポジションを落とすことになった。

 一方、トップのマルケスは4周目にもファステストを記録してトップを快走。ロッシとの差を2秒以上に広げる。

 ロッシは2番手集団をリードし、クラッチローやミラー、リンスが続く展開。ロッシの背後に迫りかけるクラッチロー。しかし、6周目に転倒を喫してしまい、そのままリタイアとなった。クラッチローの転倒により、ミラーが3番手に浮上。ミラーから0.5秒ほど遅れてリンスが続く。ロッシ、ミラー、リンスはほぼ等間隔で周回を重ねる。

得意のアメリカズGPでトップを独走していたマルケスだったが……
得意のアメリカズGPでトップを独走していたマルケスだったが……

 ロッシの約4秒前方で独走態勢を築くマルケスは、アメリカズGPでの7年連続優勝に向けて盤石かと思われた。しかし、まさかの事態がマルケスを襲う。9周目の12コーナーで、マルケスがまさかの転倒を喫したのだ。

■マルケスの転倒リタイアにより、トップに立ったロッシ


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