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投稿日: 2019.04.18 01:47
更新日: 2020.06.29 19:01

【ブログ】2019年仕様は8代目ヤマハYZF-R1の集大成。吉川監督に聞くマシンの改良点/全日本ロード

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Blog | 【ブログ】2019年仕様は8代目ヤマハYZF-R1の集大成。吉川監督に聞くマシンの改良点/全日本ロード

 レース界のマニアック“ヘンタイ”カメラマンこと鈴木紳平がお届けする全日本ロードレース選手権JSB1000ブログ。紳平カメラマンが2019年仕様のヤマハYZF-R1を正攻法に取材し、その改良ポイントに迫ります。

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春ですね。芽吹きの季節、みなさま、いかがお過ごしでしょうか。

国内主要レースは、スーパーGT、全日本ロードレースも開幕戦が終了し、残すはスーパーフォーミュラのみとなりました。今週末に鈴鹿サーキットで行われますスーパーフォーミュラ開幕戦は2&4、全日本ロードレースの最高峰JSB1000も行われます。

そこで本ブログはヤマハのファクトリーマシン(4輪で言うところのワークスカー)を特集したいと思います。初めて企画書を提出し正攻法で取材を試みた本企画。鈴鹿戦の予習に、またお子さん、お孫さん、奥様、彼女にうんちくを披露するために、是非お読み頂ければと思います。それではブログ“ヤマハYZF-R1(JSB1000)”編、いってみましょう。

2018年の鈴鹿8時間耐久ロードレースを勝利(4連覇)、全日本ロードレース選手権もチャンピオンを獲得し、2輪界を席巻し続けているYAMAHA FACTORY RACING TEAM。2019年シーズンを戦うYZF-R1についてチームの指揮を執る吉川和多留監督にお話を聞きました。

Q:2018仕様のYZF-R1の振り返り、2019仕様に向けたライダーからの要求を教えてください。

吉川和多留監督(以下、吉川監督):2017-18年、17インチタイヤへの対応をしてきて車両だけでなくライダーの走らせ方も変えて、それが上手くまとまり結果になったのが2018年シーズン。2019仕様を開発するにあたって2018仕様のバランスを崩さずにパフォーマンスを向上させたいというのがライダーからの要求でした。

 車両側では全体の剛性の見直しを図っています。また個々の部品の改良を積み重ね結果、トータルバランス、及びパフォーマンスを向上させています。

特にフロントブレーキは昨年夏場に厳しい場面があったこともあり、特に重点を置いて開発しました。

まだ性能向上の伸び代はあるので、経験豊富なライダー達にカバーしてもらいつつ開発を進めていきたいと考えています。また同時に鈴鹿8耐時のタイヤ交換のタイム短縮を目標に改良を重ねています。

Q:エンジンについて教えてください。

吉川監督:当初はセパンテストで試した気温が高い時期を想定した新仕様のエンジンがとても良かったが、低い気温の国内テストで改善点が見つかった為、シーズンの気温、コースレイアウトなど考慮しバランスを重視した仕様としました。燃費も少し向上しています。

また付属するラヂエーターホースには変形や、コーナリング時にカウルとの擦れによっての破損を防止する為にカーボン製のカバーを取り付けました。

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なるほど。スペック表によると搭載されるエンジンは公称値205ps(150KW)以上を発生。車重は165kg、タンクは24L。(私が知りたかったレブリミットはメールでの後日取材でやんわりとスルーされ知り得ていません。)

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気温によっては下部のオイルクーラーにテープを貼り温度を調整

Q:車体とフレームはいかがでしょうか。


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