リヤブレーキも見ておきましょう。こちらはノーマルのままのようです。
エンジン部分にはボッシュ製ABSが装着されています。こちらのABSは、実際にレースで使用されているかは聞き忘れました(申し訳ありません)。
シート下には24Lに増設された燃料タンクが取り付けられています。しかしながら、燃料タンク上部のスペースが限られているようで耐久用のクイックチャージを設置するのは大変らしいです。
左のハンドルを見てみます。
ついでに右のハンドルも見ましょう。
ステアリングダンパーはトップブリッジ付近に装着されます。
スイングアームを見てみます。こちらはノーマルですが、レース専用のスイングアームの設定もあるそう。ただ高額なうえ、交換部品がスイングアームだけにとどまらず周辺部品の交換も必要になるらしく、なかなか導入には踏み切れないそうです。
39号車Team de”LIGHTHのパニガーレV4 Rには、スイングアームにサスペンションセンサーが装着されています。
純正バックステップの設定がないため、Team de”LIGHTHはステップをワンオフ製作したそうです。
パニガーレV4 Rは市販車ベースのため、エンジン始動には鍵が必要になります。この辺はご愛敬といったところでしょうか。
奥田選手いわく、パニガーレV4 Rのエンジンがもの凄く良いらしく、ストレートスピードがバカっ速だそう。そして、ウィングレットがダウンフォースを生み、高速コーナーの姿勢も安定するようです。課題は低速コーナーでのバランスとフロントの安定性という言葉を頂きました。まずはストレートスピード、そして1コーナーから2コーナーの速さを見て欲しいとのことです。
まだまだ生まれたばかりの“イタリアの貴婦人”パニガーレV4 R。鈴鹿8耐までの進化を楽しみにしたいと思います。