5月31~6月2日にイタリアのムジェロ・サーキットで行われるMotoGP第6戦を前に、ホンダ、ヤマハ、スズキ、ドゥカティのファクトリーライダー6名と日本人ライダー、中上貴晶が意気込みを語った。
■LCRホンダ・イデミツ
●中上貴晶
「ル・マンでのレースは失望して終わりましたが、ムジェロに向けてはポジティブを維持して取り組んでいます。(ムジェロは)LCRホンダ・イデミツにとって重要なレースなので、序盤4戦のように良い週末にしたいです」
「ムジェロのレイアウトは本当に好きです。高速なレイアウトは僕のライディングスタイルにあっています。ル・マンからムジェロだとコースレイアウト、路面コンディションが非常に異なるので、少し違うセットアップを見つける必要があります。標高の変化に合わせてどこでもフロントが接地している必要があるので、正確なバランスを見つけることが難しい。僕たちはそれを見つけ、いいレースができることを願っています」
■チーム・スズキ・エクスター
●アレックス・リンス
「ムジェロはチャンピオンシップのなかでも過酷でスリリングなコースのひとつ。大勢の観客のなかでレースをすることはエキサイティングだ」
「ル・マンでは守りのレースとなり、チャンピオンシップのための重要なポイントを得たが、小さなミスから学び、よりコンスタントにならなければならない。ムジェロはそのための重要なテストとなるだろう。予選からいいスタートを切り、信頼できる僕たちのテクニカルパッケージのアドバンテージを生かすためにトライしなければならない」
●ジョアン・ミル
「ムジェロはレイアウトが大好きだし、エキサイティングでアドレナリンが出る。MotoGPマシンのフルパワーで走ることが待ちきれないよ。残念な結果に終わったル・マンからリカバリーする時間があった」
「これまでの不運を払拭する準備ができている。チームとGSX-RRには自信がある。僕たちにとってムジェロはタフなレースになると思うが、しっかりと仕事を進めているからポジティブだ。ファンがさらにプッシュできる力を与えてくれる」
■ミッション・ウィノウ・ドゥカティ
●アンドレア・ドヴィツィオーゾ
「トップ4のなかに3台のドゥカティが入賞するという結果を残したル・マンの後、ムジェロを迎えることはとてもポジティブだ。ムジェロはホームレース。ここでは競争力があり、速さがあるから目標は表彰台に立つことだ」
「シーズン序盤戦を振り返ると、今年のライバルはとても速いから、予測することは難しい。僕たちもこれまで達成したことに満足せず、今後も改善の余地があるかどうかを調べ、理解するためにベストをつくしてデータを解析する。イタリアGPには大きな期待があるだけに、今週末は天気がいいことを願う」
●ダニロ・ペトルッチ
「ムジェロでのレースはいつも気分がいい。ここはホームレースなのでとてもハッピーだし、僕のお気に入りのコースで、デスモセディチGPのポテンシャルを発揮できるコースだ」
「今回のレースはいいパフォーマンスを見せられるチャンスだと思う。ル・マンで今シーズン初表彰台を獲得したことで自信を持ってレースに取り組めることもうれしい。僕自身もチームもレースに向けてとてもモチベーションが高い。そして、それは常に助けになる。目標はトップ争いだ」