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MotoGP ニュース

投稿日: 2019.06.13 17:14
更新日: 2019.06.13 18:11

鈴鹿8耐:ワークスのレッドブル・ホンダは清成、ブラドルを起用。ホンダが参戦体制を発表

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MotoGP | 鈴鹿8耐:ワークスのレッドブル・ホンダは清成、ブラドルを起用。ホンダが参戦体制を発表

 6月13日、ホンダはFIM世界耐久選手権(EWC)の最終戦、鈴鹿8時間耐久ロードレース第42回大会に参戦する主なホンダチームの体制を発表した。

 昨年、10年ぶりに復活を遂げ注目を集めたワークスチームのTeam HRCは、2019年の鈴鹿8耐でレッドブルと今年もパートナーを組み『Red Bull Honda(レッドブル・ホンダ)』として参戦する。ゼッケンは33で、マシンはホンダCBR1000RR SP2をベースとしたワークスマシン『CBR1000RRW』が投入される。

 そして注目のライダーラインアップは、全日本ロードレース選手権JSB1000クラスで現在ランキング1位(第3戦終了時点)であり2017年王者の高橋巧に加え、スーパーバイク世界選手権(SBK)に参戦中の清成龍―、HRCのテストライダーであるステファン・ブラドルという顔ぶれだ。

2019年SBKにフル参戦する清成龍一(モリワキ-アルティア・ホンダ・チーム)
2019年SBKにフル参戦する清成龍一(モリワキ-アルティア・ホンダ・チーム)

 清成はモリワキ-アルティア・ホンダ・チームからSBKにフル参戦しているライダーだ。2018年は全日本ロードJSB1000クラスに参戦し、最終戦鈴鹿のレース2で優勝を飾っている。鈴鹿8耐は4度優勝しており、昨年はKYB MORIWAKI MOTUL RACINGから参戦し8位を獲得した。ブラドルは2012~2016年にMotoGPにフル参戦していたライダー。2017年はSBKに参戦し、2018年からはHRCのテストライダーに就任、MotoGPにたびたびワイルドカード参戦する活躍を見せている。

 2018年の鈴鹿8耐は、Team HRC復活初年度ながらTOP10計時予選で2番手を獲得し、決勝でも2位表彰台を奪取する活躍だった一方で、ヤマハのワークスチームであるヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームに4連覇を許した。しかし今年は高橋巧が全日本ロード第2戦鈴鹿の予選で2分03秒874のコースレコードを叩き出し、2レースともに優勝、第3戦含め4連勝中と好調を維持している。また、彼は鈴鹿8耐では3度の優勝を経験している。

全日本ロードJSB1000クラスに参戦する高橋巧
全日本ロードJSB1000クラスに参戦する高橋巧

「今年はホンダワークスチームとして挑む2年目の鈴鹿8耐。負けられないという気持ちが強いです。ここまでの全日本ロードレースでも好調を維持できていますし、歯車がかみ合った状態で挑める点は昨年との大きな違いです。なんとしてでも昨年のリベンジを果たしたいと思います」と高橋巧は語る。

「また、2010年に同じチームで優勝した清成さん、MotoGPライダーであるブラドル選手と共に戦えることを大変心強く感じています。ぜひRed Bull Hondaの走りに熱い応援をお願いします」

 清成は「ホンダワークスチームのメンバーとして鈴鹿8耐に戻ってこられたことを、大変誇りに思います。これまでのテストでブリヂストンタイヤへの適応はできていますし、本番を最高の状態で迎えられるよう、自分の役割をしっかりと果たしたいです」とワークスチームで参戦することに喜びを明かしている。

「CBR1000RR SP2は、いつもSBKで乗っているマシンですし、期待に応えられるように頑張りたいです。ぜひ鈴鹿に足を運んでいただきRed Bull Hondaへの応援を、よろしくお願いします」

MotoGP第4戦スペインGPでワイルドカード参戦したステファン・ブラドル(Team HRC)
MotoGP第4戦スペインGPでワイルドカード参戦したステファン・ブラドル(Team HRC)

 そして2018年からHRCのライダーとして活躍し、MotoGPマシンのRC213VやCBR1000RRの開発も担うブラドルは以下のようにコメントしている。

「Hondaワークスチームの一員として参加できて、とても嬉しく思います。Hondaにとって重要なレースのひとつであり、多くの名高い伝説のライダーが勝利してきた、このような大きなイベントに参加することに非常に興奮しています。鈴鹿8耐の優勝経験のある強力なチームメートと共に鈴鹿のファンへ最高のレースを見せるために最善を尽くします」

 また、2018/2019シーズンEWCにフル参戦中で、昨年のチャンピオンチームである『F.C.C. TSRホンダ・フランス』は、レギュラーライダーであるフレディ・フォレイ、ジョシュ・フック、マイク・ディ・メリオのラインアップ。鈴鹿8耐で2年連続のタイトル獲得を目指す。

『au・テルル SAG RT』は、全日本ロードJSB1000に参戦中の秋吉耕佑、羽田大河に、Moto2に参戦中の長島哲太を加えた3名で参戦。

 鈴鹿8耐で3度の優勝経験を持つ『MuSASHi RT HARC-PRO. Honda』は、全日本ロードJSB1000に参戦している水野涼、ブリティッシュスーパーバイク選手権(BSB)に参戦中のチャビ・フォレズの参戦が決定。『KYB MORIWAKI RACING』は全日本ロードJSB1000に参戦した高橋裕紀、ST600に参戦中の小山知良が参戦すると発表。両チームは新たなライダーが近日発表されるという。

 そして『Honda Asia-Dream Racing with SHOWA』、『Honda DREAM RT 桜井ホンダ』、『Team ATJ』、EWCにレギュラー参戦中の『Honda Endurance Racing』も、鈴鹿8耐に参戦することを正式に発表した。

 2019年の鈴鹿8耐は7月25日~28日に鈴鹿サーキットで開催される。


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