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MotoGP ニュース

投稿日: 2019.09.16 07:21
更新日: 2020.02.13 13:55

MotoE第3戦サンマリノGP:クラッシュ多発、大接戦が展開されるなか、フェラーリが2レースで勝利

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MotoGP | MotoE第3戦サンマリノGP:クラッシュ多発、大接戦が展開されるなか、フェラーリが2レースで勝利

 レース1は気温26度、路面温度38度のドライコンディションで行われた。ここまでMotoEの2戦は、開幕戦ドイツGPがダンプコンディション、第2戦オーストラリアGPがウエットコンディションでの開催。完全なドライコンディションでの公式レースは初となる。

 また、気温、路面温度ともに、これまでの2戦に比べ高い状況だ。ちなみに路面状況について、2019年のミサノは路面状況が厳しいと軒並みライダーたちがコメントしている。

 サンマリノGPのMotoE決勝レースは周回数7周に設定された。スタートから飛び出したのはデ・アンジェリス。そこにフェラーリ、シメオンが続く。数珠つなぎとなっていた2周目8コーナー手前で、多重クラッシュが発生。マッテオ・カサデイ(オンゲッタ・SIC58・スクアドラ・コルセ)、ブラッドリー・スミス(ワン・エナジー・レーシング)、ニキ・トゥーリ(アジョMotoE)の3人が接触して転倒。3人のライダーと3台のエゴ・コルセはアウト側に押し出されていった。

ポールスタートのデ・アンジェリスだったが、転倒を喫してしまう
ポールスタートのデ・アンジェリスだったが、転倒を喫してしまう

 転倒したライダーのなかでも、スミスは素早くマシンを起こしてレースに復帰。トゥーリとカサデイはリタイアとなった。このクラッシュによる炎上などはなく、レースは続行されている。また、マシントラブルによりマイク・ディ・メリオ(エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS)がリタイアとなっている。

 そんななか、先頭集団のポジションが変更する。シメオンが2番手、フェラーリが3番手。さらにシメオンは3周目にデ・アンジェリスに仕掛ける。シメオンとデ・アンジェリスはサイド・バイ・サイドでマシンのサイドをぶつけ合う激しい接戦を展開。そこへさらに、フェラーリが加わる三つどもえの戦いを展開する。

 しかし5周目、デ・アンジェリスがハイサイドを起こして転倒。さらに5周目には、グラナドがスリップダウンを喫し、転倒が相次ぐレースとなった。グラナドはその後、レースに復帰する。

 レースをリードし続けるのはフェラーリ。しかし、その0.2秒後方をシメオンが追走する。残り2周になると2番手のシメオンにエクトル・ガルソ(テック3・Eレーシング)が追いつき、トップ争いは演者を変えて、再び三つどもえの様相を呈する。

 迎えたラストラップ、最後にガルソがシメオンをオーバーテイク。2番手に浮上した。フェラーリはそんな接戦のなかでもトップを譲らず、そのままチェッカー。MotoE初優勝を飾った。ガルソが2位、3位はシメオンで、シメオンは2戦連続でポディウムを獲得した。

優勝したフェラーリと2位のガルソ、3位のシメオン
優勝したフェラーリと2位のガルソ、3位のシメオン

■MotoE第3戦サンマリノGP レース1順位結果

路面:ドライ

Pos. No. Rider Team Motorcycle Time/Gap
1 11 M.フェラーリ トレンティーノ・グレシーニMotoE エネルジカ 12’19.694
2 4 H.ガルソ テック3・Eレーシング エネルジカ 0.187
3 10 X.シメオン アビンティア・エスポンソラーマ・レーシング エネルジカ 0.590
4 2 J.ラフィン ダイナボルト・インタクトGP エネルジカ 3.111
5 7 N.カネパ LCR Eチーム エネルジカ 3.284
6 6 M.エレーラ オープンバンク・アンヘル・ニエト・チーム エネルジカ 6.516
7 32 L.サバドーリ トレンティーノ・グレシーニMotoE エネルジカ 6.883
8 18 N.テロル オープンバンク・アンヘル・ニエト・チーム エネルジカ 7.276
9 15 S.ジベルナウ ジョイン・コントラクト・ポンス40 エネルジカ 14.576
10 16 J.フック オクト・プラマック・レーシング エネルジカ 15.568
11 14 R.ド・プニエ LCR Eチーム エネルジカ 22.278
12 38 B.スミス ワン・エナジー・レーシング エネルジカ 31.146
13 51 E.グラナド アビンティア・エスポンソラーマ・レーシング エネルジカ 1’10.405
NC 5 A.デ・アンジェリス オクト・プラマック・レーシング エネルジカ 4 Laps(リタイア)
NC 27 M.カサデイ オンゲッタ・SIC58・スクアドラ・コルセ エネルジカ 6 Laps(リタイア)
NC 66 N.トゥーリ アジョMotoE エネルジカ 6 Laps(リタイア)
NC 78 K.フォーレイ テック3・Eレーシング エネルジカ 6 Laps(リタイア)
NC 63 M.ディ・メリオ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS エネルジカ 6 Laps(リタイア)

■レース2:チェッカーまで展開された2番手争い


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