全日本ロードレース選手権JSB1000クラスは11月2日、鈴鹿サーキットで第8戦決勝レース2の予選が行われ、高橋巧(Team HRC)がポールポジションを獲得した。
全日本ロードレースの2レース制は、土曜日に予選を行った後レース1が行われ、翌日にレース2というフォーマットだったが、最終戦では日曜日にレース1(14周)、レース2(20周)が行われる形となっている。予選は2回に分かれており、午前にレース1、午後にレース2の予選が計時予選方式で30分間ずつ行われた。
午前に行われたレース1の予選では高橋巧が2分3秒592を叩き出し、開幕戦で記録したレコードタイム2分3秒874を更新してポールポジションを獲得。2番手は2分4秒276で中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)、3番手は2分5秒276で野左根航汰(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)というフロントロウになった。
午後のレース2予選は定刻通り15時20分からスタート。コンディションはドライコンディションだったが、太陽が落ちたこともあり肌寒い陽気だった。
まずリーダーボードのトップに立ったのは野左根。タイムは2分5秒795だった。2番手に2分5秒865で中須賀が続く。レース1でポールポジションを獲得した高橋巧はアウトラップを終えるとピットに戻り、セッティングを変えた後すぐにコースへと戻っていった。
再びコースに入り、アタックに向かった高橋巧はアタック1周目で2分5秒を切る2分4秒385をマーク。野左根のタイムを更新してトップに立った。2分4秒台に入れた高橋巧は、その後2分5秒台のラップで連続周回。アタックは行わず、レースに向けたロングランに取り組んでいた。
残り9分を切ろうというところでヤマハファクトリーの2台が2回目のアタックへ。まずは野左根が自己ベストを更新するが、タイムは2分4秒616で高橋巧に届かず。中須賀もこのアタックで自己ベストを更新して2番手に浮上するが、タイムは2分4秒504と2分3秒台には届かなかった。
その後、高橋巧のタイムに迫るライダーは現れず、高橋巧がレース2でもポールポジションを獲得しダブルポール。2番手は0.119秒差で中須賀、3番手は0.231差で野左根航汰というフロントロウになった。4番手は2分5秒796で水野涼(MuSASHi RT HARC-PRO.Honda)、4番手は2分5秒908で渡辺一馬(Kawasaki Team GREEN)が続き、ここまでが2分5秒台だった。
チャンピオン決定戦となる日曜日のJSB1000決勝レースは、レース1が10時50分から、レース2が15時からスタートする。第8戦鈴鹿のJSB1000レース2予選結果は以下の通り。