ペトロナス・ヤマハSRTは、11月1日から開催されたMotoGP第18戦マレーシアGPでヤマハと新たな契約を交わしたことを発表。内容は、2020年シーズンにヤマハYZR-M1のAスペックを2台供給するというものだった。
2019年に誕生したヤマハのサテライトチーム、ペトロナス・ヤマハSRT。タイトルスポンサーはマレーシアの国営石油会社、ペトロナスが務め、ライダーはイタリア人ライダーのフランコ・モルビデリとフランス人ライダーのファビオ・クアルタラロを起用している。ホームのマレーシアGPでは最終戦を待たずにインディペンデント部門のチームタイトルを決めた。
デビューイヤーでペトロナス・ヤマハSRTに供給されたYZR-M1は、AスペックとBスペックの2台で、GPOne.comなどの海外メディアによればモルビデリ車がAスペック、クアルタラロ車がBスペックを走らせているという。
マレーシアGPの初日、ペトロナス・ヤマハSRTはヤマハと新たな契約を交わし、2020年シーズンに2台のAスペックマシンを供給することに合意したと発表。これにより、2020年はモルビデリとクアルタラロの両方がAスペックのYZR-M1で戦うことになった。
なお、スペックの違いについてヤマハに問い合わせたところ、「AスペックのマシンはBスペックのマシンよりもパフォーマンスが高いマシン」とのことだった。2020年シーズン、ペトロナス・ヤマハSRTのふたりの表彰台、または初優勝に期待がかかる。