2019年シーズンのMotoGPにレアーレ・アビンティア・レーシングから参戦していたカレル・アブラハムが、自身のSNSで2020年シーズンはMotoGPに参戦しないことを明かした。
アブラハムは2005年にロードレース世界選手権デビュー。最高峰のMotoGPクラスには2011年へステップを果たした。
最高峰クラスを5シーズン戦った後にMotoGPを離れ、2016年からはスーパーバイク世界選手権(SBK)へ転向。SBK参戦は1年で終了し、翌年の2017年にはMotoGPへ復帰している。
2019年シーズンはレアーレ・アビンティア・レーシングと2年契約を結び、1年型落ちのドゥカティ・デスモセディチGP18で参戦し、ランキング24位で終えた。
アブラハムとチームの契約は2020年末までとなっていたが、この契約が解消され、アブラハムは2020年MotoGPでのシートを失ったようだ。
自身のインスタグラムでアブラハムは次のように発表している。
「大きな発表をしたいと思う。すでに知っているかもしれないが、2020年はMotoGPに参戦するつもりはない」
「本当に残念だし失望もしているけれど、先に進み、次の出来事にフォーカスを合わせなければならない。僕をサポートしてくれたすべてのチーム、ファン、スポンサー、そして、良い時も悪い時も僕を支えてくれた家族に心から感謝したい」
「世界選手権ですごした15年間は、僕の心に素晴らしい思い出として残るだろう。ありがとう」
なお、アビンティア・レーシングからはアブラハム離脱に関する発表はなされていない。後任ライダーについては複数の海外メディアが2019年シーズンの途中にKTMを離れたヨハン・ザルコの名を挙げている。