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MotoGP ニュース

投稿日: 2022.04.25 14:25
更新日: 2022.12.28 12:59

レース2でバウティスタが優勝。接戦を演じたレイとラズガットリオグルは転倒リタイア/SBK第2戦オランダ

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MotoGP | レース2でバウティスタが優勝。接戦を演じたレイとラズガットリオグルは転倒リタイア/SBK第2戦オランダ

 スーパーポール・レースは、グリッド上でガブリエル・ルイウ(ビーマックス・レーシング)のバイクに問題が発生し、スタートがディレイとなった。この影響で周回数は9周に短縮されて行われた。優勝を飾ったのはレイで、カワサキで挙げた100勝目となった。レイはSBKにおいて一つのメーカーで100勝を達成した初めてのライダーとなった。

 2番手でフィニッシュしたのはバウティスタ、3番手はラズガットリオグルだったが、バウティスタは最終ラップにトラックリミットを違反したことで1ポジション降格となり、最終結果は2位がラズガットリオグル、3位がバウティスタとなった。野左根は14位だった。

 レース2は気温14度、路面温度26度のドライコンディションで行われた。好スタートを切ったのは2番グリッドスタートのラズガットリオグルだった。ホールショットを奪うと、2番手にはロカテッリが続き、3番手にはバウティスタ、4番手にはレクオーナが続く。遅れをとったレイは5番手を走行し、オープニングラップにはギャレット・ガーロフ(GYTR・GRTヤマハ・ワールドSBKチーム)と接触。ともに転倒はなかったが、ガーロフはその後リタイア、レイはレースを続行している。

 レイは2周目にレクオーナをかわし、さらに3周目にはロカテッリをパスして3番手にポジションを上げた。一方、トップを走るラズガットリオグルに2番手のバウティスタがオーバーテイクを仕掛ける。このふたりが攻防を繰り広げる間にレイが接近していく。

 4周目にバウティスタをかわし2番手に浮上したレイは、さらにラズガットリオグルに迫った。しかし2コーナーでラズガットリオグルがワイドになり、そのインサイドに入ったレイがスリップダウン。ふたりはともに転倒を喫し、トップ争いを展開していたふたりがリタイアとなった。

 ラズガットリオグルとレイがリタイアすると、バウティスタが再びトップに立つ。2番手にはレクオーナ、3番手にはロカテッリが続く。バウティスタは次第に2番手のレクオーナを引き離していき、独走態勢を築いた。

 2番手を走るレクオーナもほぼ単独の走行だったが、レース中盤に入ると3番手のロカテッリが少しずつ差を縮めていく。残り8周にはその差が0.5秒を切るまでになった。さらにレクオーナに接近したロカテッリは、残り4周でレクオーナをオーバーテイク。ロカテッリが2番手に浮上し、レクオーナが3番手に後退した。

 バウティスタは最後まで独走態勢を維持し、2位に8秒以上のアドバンテージを築いて優勝を飾った。2位は終盤にポジションを上げたロカテッリ、3位はレクオーナだった。今季、MotoGPからSBKに戦いの場を移したレクオーナは、SBKで初の表彰台を獲得している。

 ロウズ、スコット・レディング(BMWモトラッド・ワールドSBKチーム)、アクセル・バッサーニ(モトコルサ・レーシング)によって争われた4位は、これを制したロウズが獲得。5番手でフィニッシュしたバッサーニに対し、レース後、トラックリミット違反による3秒加算のペナルティが科されたため、5位はレディング、6位はレディングだった。野左根は1周目の1コーナーで転倒を喫し、リタイアでレース2を終えた。

■WSS300レース2で岡谷が3位表彰台を獲得

 スーパースポーツ世界選手権(WSS)のレース1は、14周目に発生した転倒により赤旗終了となり、ドミニケ・エガーター(テンケイト・レーシング・ヤマハ)が優勝、2位がグレン・ヴァン・ストラーレン(EABレーシングチーム)、3位がニコロ・ブレガ(Aruba.itレーシング・スーパースポーツ・チーム)だった。レース2もエガーターが優勝し、オランダで2連勝を飾った。2位はレース1で転倒を喫したロレンソ・バルダッサーリ(エヴァンブロス.ワールドSSPヤマハチーム)、3位は同じくレース1で転倒したジャン・オンジュ(カワサキ・プチェッティ・レーシング)だった。

 スーパースポーツ300世界選手権(WSS300)では、レース1でビクター・スティーマン(MTMカワサキ)が優勝、2位がサミュエル・ディ・ソラ(リーダーチーム・フレンボ)、3位がミルコ・ジェンナイ(チームBrコルセ)、岡谷雄太(MTMカワサキ)は3位のジェンナイに0.124秒差の4位だった。レース2では岡谷が3位争いを制して今季初の表彰台を獲得した。優勝はユーゴ・デ・コンセリス(プロディーナ・レーシング・ワールドSSP300)、2位はアルバロ・ディアス(アルコ・モーター・ユニバーシティ・チーム)だった。


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