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クルマ ニュース

投稿日: 2019.04.16 16:40
更新日: 2019.04.17 10:42

アウディ、近未来シティカーのビジョンを示した『AI:ME』を上海モーターショーで発表

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クルマ | アウディ、近未来シティカーのビジョンを示した『AI:ME』を上海モーターショーで発表

“Audi on request”:革新的なコンセプト

 2017年のフランクフルトモーターショーでデビューしたAudi AIcon、そして2018年の夏に公開されたAudi PB 18スポーツカーに続いて発表されるアウディAI:MEは、明確に定義された用途(ユースケース)に基づいて製作された3番目のビジョンコンセプトです。Audi AIconが長距離走行のためのビジネスジェットをコンセプトに掲げる一方で、PB 18は、サーキット走行を目的とし、そこまで自走することを想定したクルマです。アウディAI:MEは、大都市での使用に最適なクルマです。2019年9月に開催されるフランクフルトモーターショーでは、4台目のビジョンコンセプトが発表され、AIカルテットが完成します。

 これらのコンセプトカーは、多種多様なお客様のニーズに対応する多用途なオールラウンダーを設計することが目的ではありません。むしろ、特定の用途に特化したプレミアムカーを目指しています。これらのクルマは、“オンデマンド”コンセプトにより、必要なときにのみ予約して利用することが可能で、広範囲なカスタマイズの可能性も提供します。このアプローチは、特に都市部のお客様の要件、つまりクルマを所有するのではなく、必要に応じて利用するという考え方に基づいています。自動車は、必要なときにすぐに利用可能で、理想的にはユーザーの個性を反映してテーラーメイドされているべきですが、それを永久的に所有する必要はありません。しかし、プレミアムブランドのお客様は、可能な限り自分たちの趣向を反映した数多くの機能を備えたクルマに乗りたいと思っています。もちろん、そのすべてが、アウディブランドにふさわしい品質を備えていなければなりません。

“オンデマンド”機能により、クルマを予約したお客様は、希望するクルマを手に入れるだけでなく、できるだけ個人的な好みに合うように設定することもできます。ボディカラー、インテリア、技術的なオプション機能は、アプリを介してオンラインで、または“myAudi”システムに保存されているドライバーの詳細情報を使用して事前に設定することができます。ドライバーの好みの室内温度から、完璧なシートポジション、そして個人的な音楽ライブラリーに至るまで、ユーザーがクルマに乗り込んだときには、そのすべての環境が整っています。

 このような設定は、使いやすいアプリを介して簡単に行うことができます。ここでは、予約したクルマ、ユーザーの個人的な好み、走行中に利用可能な数多くのオプションを組み合わせることができます。ユーザーは、このアプリを使用してアウディAI:MEを予約し、シートの数や、必要な場合はチャイルドシートの有無まで事前に設定することができます。ユーザーは、予約した時間と、事前に合意した場所でアウディAI:MEを引き取り、利用が終了したら、都合の良い場所に駐車するだけです。適切なインフラ設備が整っている区域では、ドライバーがいなくても、クルマは自動的に車庫からお客様の自宅まで走行することも可能です。

 スマートフォンを介して操作するアプリに加え、クルマ自体も、数多くのサービスのアシスタントや仲介役として機能します。例えば、インターネットやソーシャルメディアを介して友人とコミュニケーションをとるために使用できます。ユーザーが車内で撮影した写真を、ソーシャルネットワークで共有することもできます。また、エンターテインメント、情報の検索、サービスを受けるために、インターネットにアクセスすることも可能です。ユーザーは、走行中に食事を注文し、レストランに立ち寄って素早くそれを受け取って、帰り道に車内で食事を楽しむことができます。

 ユーザーのホームネットワークとアウディAI:MEを接続することにより、ユーザーは、車内のVRゴーグルで見ていた映画の続きを、自宅に戻って中断した箇所から見ることができます。仕事から帰る途中に、ユーザーは目を閉じて、静かな車内でリラックスして過ごすことも可能です。

 アウディAI:MEは、ユーザーの個人的なデジタル世界のハブとして機能します。A地点からB地点への単調な毎日のドライブは、自由で楽しい時間へと変わります。目的地に到着した後でも、ユーザーはリラックスした状態で、積極的に活動することができるでしょう。駐車場や充電ステーションを探す必要すらありません。アウディAI:MEは、保管ステーションまで、自走して戻ることができます。

“Audi on demand”は、一部の大都市で利用可能になっており、世界的なモビリティサービスプロバイダーを目指すアウディのビジョンの拡大を具体的に示す好例となっています。特定の用途に特化した車両と、フリートの拡大を同時に実現することにより、“Audi on demand”プログラムは将来的に、要望の高いお客様にとってもさらに魅力的なものになるでしょう。プレミアムカーの提供と、ユーザーの生活環境におけるデジタル世界を融合することにより、アウディはこの分野においても、そのスローガンである“Vorsprung durch Technik(技術による先進)”を体現する先駆けとなるでしょう。

アウディAI:ME/エクステリア・リヤ
アウディAI:ME/エクステリア・リヤ

※本リリースは、AUDI AG配信資料の翻訳版です。


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