ヤマハは5月9日、スポーツモデルの『YZF-R3 ABS』をマイナーチェンジし、6月10日から国内で発売すると発表した。
『YZF-R3 ABS』は、兄弟機となるYZF-R25と同じく「毎日乗れるスーパーバイク」をコンセプトに開発され、日常的な扱いやすさを確保しながらも、320ccエンジンのゆとりあるパワーで爽快な走行が楽しめるモデルとなっている。
2019年型『YZF-R3 ABS』の特徴は、MotoGPマシンのヤマハYZR-M1を彷彿とさせるデザインだ。フロントカウルとスクリーンはエアロダイナミクスを追求した形となり、タンクは乗りやすさとサーキットでの扱いやすさを両立するために新たにデザインされた。また、メーターはフル液晶となり、ヘッドランプはLEDが採用されている。
フロントには、倒立式のサスペンションを装備。タイヤは前後ともにラジアルタイヤとなっている。
カラーリングはディープパープリッシュブルーメタリックC(ブルー)、マットブラック2(マットブラック)、マットディープレッドメタリック3(マットレッド)の3色。価格は税込みで67万5,000円で6月10日から発売される。
【YZF-R3 ABS 主要仕様諸元】
認定型式/原動機打刻型式 | 2BL-RH13J/H405E |
全長×全幅×全高 | 2.090mm×730mm×1,140mm |
シート高 | 780mm |
軸間距離 | 1,380mm |
最低地上高 | 160mm |
車両重量 | 170kg |
燃料消費率※1 | 国土交通省届出値定地燃費値※2/41.3km/L(6Okm/h)2名乗車時 WMTCモード値(クラス)※3/27.6km/L(クラス3、サブクラス3-2)1名乗車時 |
原動機種類 | 水冷・4ストローク・DOHC・4バルブ |
気筒数配列 | 直列2気筒 |
総排気量 | 320Cm3 |
内径×行程 | 68.0mm×44.1 mm |
圧縮比 | 11.2:1 |
最高出力 | 31kW(42PS)/10,750r/min |
最大トルク | 29N・m(3.0kgf・m)/9,000r/min |
始動方式 | セルフ式 |
潤滑方式 | ウェットサンプ |
エンジンオイル容量 | 2.40L |
燃料タンク容量 | 14L(「無鉛レギュラーガソリン」指定) |
燃料供給方式 | フユーエルインジェクシヨン |
点火方式 | TCI(トランジスタ式) |
バッテリー容量/型式 | 12V,7.OAh(10HR)/GTZ8V |
1次減速比/2次減速比 | 3.043(70/23)/3.071(43/14) |
クラッチ形式 | 湿式、多板 |
変速装置/変速方式 | 常時噛合式6速/リターン式 |
変速比 | 1速 2.500 2速 1.823 3速 1.347 4速 1.086 5速 0.920 6速 0.800 |
フレーム形式 | ダイヤモンド |
キャスター/トレール | 25°00’/95mm |
タイヤサイズ(前/後) | 110/70R17M/C 54H / 140/70R17M/C 66H(前後チユーブレス) |
制動装置形式(前/後) | 油圧式シングルディスクブレーキ/油圧式シングルディスクブレーキ |
懸架方式(前/後) | テレスコピツク/スイングアーム |
ヘッドランプパルプ種類/ヘッドランプ | LED/LED |
※1:燃料消費率は、定められた試験条件のもとでの値。使用環境(気象、渋滞等)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なる。
※2:定地燃費値は、車速一定で走行した実測の燃料消費率。
※3:WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類される。