創業100周年を迎えたシトロエンから、“魔法の絨毯”のような乗り心地をうたう快適性を打ち出したブランド初のSUV、『C5 AIRCROSS SUV （C5 エアクロス SUV）』が登場。5月28日に日本上陸を果たし、同日より発売開始となっている。
この『シトロエンC5 エアクロス SUV』は、これまで独創的な技術で快適性を追求してきたシトロエンの次世代に向けた意欲作となっている。
シトロエンは創業100年の歴史において、5CV、トラクシオン・アヴァン、2CV、DS、SM、CX、BX、Xantia（エグザンティア）、C3、C4、C5、C6など、戦前から現代にいたるまでコンフォートを実現すべくあらゆるイノベーティブな技術を採用してきた。
その代表的存在でブランドの代名詞でもあったハイドロニューマチックはもちろんのこと、トラクシオン・アヴァンのモノコック構造＋トーションバースプリングや2CVのマスダンパーなどに続く技術として、この『シトロエンC5 エアクロス SUV』ではサスペンションテクノロジーにおける最新のイノベーション、PHC（Progressive Hydraulic Cushions=プログレッシブ・ハイドローリック・クッション）を初採用した。
このPHCは通常のダンパーにセカンダリーダンパーが追加された純メカニカルな構造を持つシステムとなっている。
そのダンパーシリンダー内には第2のダンパーシリンダーが配されており、サイドには複数のポートを設定。ポート径はストロークエンドに行くに従い小さくなり、セカンダリーシリンダーにはその内径に合わせたセカンダリーピストンが存在し、ストロークが進むとそのセカンダリーピストンがシリンダーに入り込みハイドロリックストップとして作用する、いわゆる“位置依存型ダンパー”となっている。
これにより、サスペンションが小さく細かく動く状況（車高が通常の高さから大きく外れない状況）や、サスペンションのストロークスピードが低い状況では、減衰力が小さく非常にソフトな、いわゆる“ゆるフワ”な乗り心地を実現。
