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投稿日: 2020.12.03 10:00
更新日: 2020.12.03 11:41

【新車試乗】ルノー、新型ルーテシア登場。ボディ、エンジン、ADASと全領域で進化。走りはルーテシアの持ち味が薄まった!?


クルマ | 【新車試乗】ルノー、新型ルーテシア登場。ボディ、エンジン、ADASと全領域で進化。走りはルーテシアの持ち味が薄まった!?
ルノー新型ルーテシア
ルノー新型ルーテシア

 じつは、この新型ルーテシアに採用した新プラットフォームは『CMF-B』タイプで、特徴として、ガソリン、ディーゼルはもちろん、ハイブリッドにも対応している。

 バッテリー搭載の課題もクリアし、かつ衝突安全でもユーロ5を獲得している最新版だ。ちなみに、プラットフォームの開発は最初に採用するメーカーが開発することになっており、CMF-Bはルノーが中心となって開発されている。

 そして、2020年12月に投入される日産の新型コンパクトカーは、このCMF-Bが使われたモデルということになる。

ルノー新型ルーテシアのサイドシルエット
ルノー新型ルーテシアのサイドシルエット

 新型ルーテシアの開発の主眼は、セグメントに捉われず、マーケットが要求するジャストサイズで応えるとして開発されている。

 ボディサイズは全長4075mm(先代比マイナス20mm)、全幅1725mm、全高1470mm、ホイールベース2585mmとなっており、やはりBサイズであることに変わりはない。

 エクステリアデザインは、先代のデザインを踏襲しており、ひと目でルーテシアとわかるデザインになっている。

 それは変化が乏しいようにも感じるが、4代目ユーザーの購入動機で最も多い理由が“デザイン”だったことから、キープコンセプトデザインとした経緯がある。

ルノー新型ルーテシアのインテリア
ルノー新型ルーテシアのインテリア

 いっぽうでインテリアは大きく変化した。まず、これまでの常識を破るものとしてソフトパッドの多用が挙げられる。

 ドアサイドからグローボックス、ダッシュボードなどがソフトパッドになっていて、Bセグメントクラスでは考えられない上級な装備だ。

 モニターはメーター内に7インチモニターを設置し、センタークラスターにも7インチのオーディオディスプレイが設置されている。

 オーディオディスプレイはApple CarPlay、AndroidAutoが接続できるが、ナビはこれまで通り標準設定されていない。

ルノー新型ルーテシアのリヤスタイル
ルノー新型ルーテシアのリヤスタイル

 新型ルーテシアのグレード展開は3つ。エントリーモデル『ZEN』は受注生産で、車両価格は236万9000円。その上に『インテンス』と『インテンス テックパック』の2グレードを用意する。

 パワートレーンは全モデル共通で、装備違いによる価格差になっている。車両価格は『インテンス』が256万9000円、『インテンス テックパック』が276万9000円(税込み)。

 ボディカラーは6色展開で、新色はオランジュ バレンシアメタリックとブルー セラドンメタリックの2色となっている。


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