ニッサンがグローバル市場で展開する高級ブランド、インフィニティは、スイスで開催されているジュネーブショーの会場で、今後の高性能モデルを示唆する『プロジェクト・ブラックS』の第1弾モデルを発表した。
『インフィニティQ60クーペ』をベースに開発されたこのハイパフォーマンス版『インフィニティQ60プロジェクト・ブラックS』は、ルノー・アライアンスを最大限に活用し、開発のリソースをルノー・スポールF1チーム(RSF1)と共有。
全体をマットグレーとブラックで仕上げたボディは、炭素複合繊維の成形技術を活用し、ベースモデルからの大幅な軽量化を実現している。
インフィニティのロンドン・デザインチームが手がけた大型のフロントスプリッターや、鍛造21インチアルミホイールを収めるため膨らんだブリスターフェンダー、そして整流効果を持たせたサイドスカートに加え、F1をイメージさせる大型のリヤディフューザーを備えるなど、空力性能、ならびに冷却効率の改善も果たした上で、圧倒的な性能を予感させるスポーティな外観となっている。
1 2