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国内レース他 ニュース

投稿日: 2023.12.20 15:48

エルベレーシングチーム BMW M2 CSレーシング 特別戦&エクストララウンドレポート

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国内レース他 | エルベレーシングチーム BMW M2 CSレーシング 特別戦&エクストララウンドレポート

Elbe Racing Team Press release
2023年12月20日

エルベレーシングチームがF1エクストララウンドを完全制覇。
続く第5回大会富士、山西康司選手が雨中で魅せた真骨頂!

各位
 BMWの最優秀ディーラー賞を6度受賞するなど輝かしい実績を持つエルベオート株式会社(本社:大阪府堺市 代表取締役 高橋克彦)が、新たに「エルベレーシングチーム」を立ち上げ、2023年シリーズより途中参戦ではありますが、「BMW M2 CS レーシングシリーズ」への挑戦を開始しております。

「BMW M2 CS レーシングシリーズ」は、日本で唯一のBMWオフィシャルレースであり、サーキット専用車両「BMW M2 CS Racing」によるエントリーが可能ナレースです。車両価格はベースバージョンで1499万円、450psバージョンが1799万円です。現在、450psバージョンは国内在庫が無い状況ですが、ベースバージョンに400万円程度のアップデートでレース参加が可能です。
(詳しくはホームページ:https://bmw-elberacing.comを参照してください)

 エルベオート株式会社は、2022年7月にエルベモータースポーツ事業部を設立。同年11月にセントラルサーキットを舞台に開催されたユーロカップに社員ドライバーを起用してレース参戦を開始しました。そしてモータースポーツを通じてBMWの良さを、より深く広くユーザーの皆様に知っていただこうと、今年2月より本格的なレース参戦に向けての構想をスタートさせました。

 エンジニア、メカニック、マネージャーはすべて社内スタッフから採用し、モータースポーツを通じて人材育成を目標に掲げると同時に、監督兼ドライバーに山西康司選手を起用。実質わずか2か月の準備期間を経て、6月24.25日に岡山国際サーキットで開催されたBMW M2 CS レーシングシリーズ第3大会(第5〜6戦)に初参戦。緒戦からトップ争いを展開し、予選2位、決勝第5レース、第6レースで2位表彰台を獲得しました。

 続く第4大会(8月5〜6日、スポーツランドSUGO)で、山西康司選手がポール・トゥ・フィニッシュで、チームにとって見事な初優勝を飾りました。

 勢いに乗るエルベレーシングチームは、第5大会を前に、F1日本グランプリで開催された特別戦、「BMW & MINI Racing 2023 EXTRA ROUND」にも参戦。決勝レース2ではポールポジションから、一度もトップを譲ることなく大観衆の前でチェッカーフラッグを受け、2度目のポール・トゥ・フィニッシュ。さらにファステストラップも獲得しており、パーフェクトウィンを達成しました。

 10月6〜7日に富士スピードウェイで開催された第5大会では、第4大会での優勝によりサクセスハンディとして、ライバルたちより85馬力ダウンの350馬力でスタートすることとなりました。

 さすがに85馬力差という大きなハンディは、ストレートやコーナー立ち上がりでの圧倒的な差となり、まるでGT500とGT300くらいの違いでした。

 予選で山西康司選手は8番手と苦戦。決勝レース1でも7位チェッカーと悔しい結果に終わりました。

 しかし決勝レース2は雨。初めてのダンロップ製レインタイヤを装着し、未知の戦いへと挑みました。スタートで順位を上げたものの、ダンロップコーナーで接触され、7番手で1周目のコントロールラインを通過。しかし、そこからが山西康司選手の真骨頂でした。

 85馬力ものハンディをものともしない快走で3台をパスして4位チェッカー。雨の中、ドライバーのテクニックで85馬力のハンディをカバーする走りに、チェッカー後、チームスタッフも歓喜の表情と拍手で山西康司選手を迎えました。

エルベレーシングチーム BMW M2 CSレーシング 特別戦&エクストララウンドレポート
エルベレーシングチーム BMW M2 CSレーシング 特別戦&エクストララウンドレポート

●チーム監督兼ドライバー 山西康司のコメント
「今年、エルベレーシングチームの監督兼ドライバーとして、チームの立ち上げからご一緒させて頂きましたが、こんなに早く表彰台、そして初優勝が飾れるとは思ってもみませんでした。その勢いでF1 エクストララウンドに乗り込み、レース2でポール・トゥ・ウィン&ファステストラップを獲得した時は、本当にスタンドの大観衆の拍手や応援といったパワーを感じました。きっとスタンドの観客席には自分のことを何十年も応援してくださっているファンの方々の姿もあったと思います。本当に優勝できて良かったです。ありがとうございます。
第5大会の富士は、パワーハンディ差が大きすぎて、自分ではどうしようもできない状況でしたが、幸いレース2が雨となったので、パワー差が消え、タイヤのグリップの限界付近でいかにロスなく走れるかという、ウェット路面勝負となったので表彰台に立つことができました。自分のことを信じてくださったエルベの社員の皆様、そして応援してくださった多くの関係者の皆様、また命懸けで戦える車を準備してくれたエンジニアと社員メカニックの皆様に感謝を申し上げます。応援ありがとうございました」

●エルベレーシング代表 高橋克彦のコメント
「BMW という素晴らしい車の良さをもっと多くの方々に知って頂くために、レースへの参戦を決意した今年、何より嬉しかったのは、我々エルベレーシングが目標としていた F1 エクストララウンドの優勝でした。夢が叶えられて本当に良かったです。山西選手にみんなの夢を叶えてもらえたことに感動しましたし、みんなが本当に頑張ってくれた結果だと思います。富士でもハンディに対して、諦めることなく全員が一丸となって頑張ってくれました。正直、雨中の山西選手のドライビングには鳥肌が立ちました。凄い執念だと、改めてプロフェッショナルドライバー
の凄さを感じました。今後ともエルベレーシングチームを宜しくお願いします」


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