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国内レース他 ニュース

投稿日: 2017.04.05 10:55
更新日: 2017.05.08 18:33

ブリヂストン 2017年86/BRZ第1戦もてぎ レースレポート

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国内レース他 | ブリヂストン 2017年86/BRZ第1戦もてぎ レースレポート

2017 TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race【Professional Series】第1戦

佐々木雅弘が圧倒的な勝利で連覇へスタートダッシュ

開催場所:ツインリンクもてぎ
開催日:4月1日~4月2日

 プロフェッショナルシリーズのレギュレーション変更で、最も大きなポイントはタイヤに関するものだった。タイヤは新品の状態で車検&タイヤマーキングを行う。

 これまではさまざまなコンディションのタイヤの使用が許されていたが、全車が新品で予選に望むことになる。

 つまり新品でのタイヤの性能・特性が重視されることになり、レースはよりシンプルになる。エントラントにとってメリットとなるのはもちろん、モータースポーツファンにとってもタイヤ性能の差が判りやすくなったといえるだろう。

 プロフェッショナルシリーズは、後期型のみがエントリー可能となり、前期型では参戦することができない。そしてタイヤが新品となったことで、よりイコールコンディションが強化されたと言ってもいいかもしれない。

●予選
 金曜日の練習走行からピカイチの速さを見せていたディフェンディングチャンピオンの#1佐々木雅弘選手(ブリヂストン)は、予選でもそのままのパフォーマンスを見せ、2分17秒061というコースレコードでポールポジションを獲得した。

 2位には2016年シーズン終盤からブリヂストンを履きはじめた#97近藤翼選手(ブリヂストン)が入り、3位はシリーズランキング2位で後半戦に大活躍を見せた#88井口卓人選手(ブリヂストン)となった。

 さらにブリヂストン装着勢は予選9位までを独占し、改めてPOTENZA RE-06Dの性能を証明することになった。

 佐々木雅弘選手は、2位の近藤翼選手に対して1秒085というタイム差を付けた。ワンメイクレースにおいて、その差は極めて大きい。それだけに決勝レースでの速さに注目が集まった。

開幕戦を制した佐々木雅弘 小倉クラッチ REVO 86 BS
開幕戦を制した佐々木雅弘 小倉クラッチ REVO 86 BS

●決勝レース
 2位の近藤翼選手が佐々木雅弘選手に最も接近したのは、スタートした瞬間だった。それ以降、差は拡がっていき、佐々木雅弘選手は、5周目にはセーフティと思える3秒641のギャップを築くことに成功した。

 レースは佐々木雅弘選手のポール・トゥ・ウィンで、ファステストラップも獲得している。

 2位以下のレース展開も、スタートを含めて、例年のような不安定さはなく比較的落ち着いたものだった。

 これはこれからのシーズンを現しているのか? それとも嵐の前の静けさなのか? 結果としてレース結果は予選順位を少しずつ入れ換えたものとなった。

 2位には安定した走りの近藤翼選手が入り、3位にはオープニングラップで井口卓人選手を攻略した#31青木孝行選手(ブリヂストン)、4位はベテラン#770山田英二選手(ブリヂストン)、5位が井口卓人選手、6位に#87久保凜太郎選手(ブリヂストン)と、トップ6までをブリヂストン装着勢が占めた。

2017年TGR 86/BRZ Race第1戦もてぎ表彰台 表彰台左から近藤翼、佐々木雅弘、青木孝行
2017年TGR 86/BRZ Race第1戦もてぎ表彰台 表彰台左から近藤翼、佐々木雅弘、青木孝行

●コメント
優勝した#1佐々木雅弘選手(ブリヂストン)のコメント

「年に1回くらいは、こういうレースやりたいですよね。ブッチギリで、金曜日の練習走行からトップタイムで、ポール・トゥ・ウィン、ファステストと完璧なレースができました」

「スタートも無理する必要もないし、普段通りにすれば失敗はしないだろうということで、普通にやりました。安全マージンが欲しかったので、とりあえずプッシュして、タイム差ができたところでペースをコントロールしました」

「気持ちもマシンもコントロールできた、完璧なレースだったと思います。タイヤもつねにコントロールできたし、結果としてブリヂストンが上位を独占することができたので、RE-06Dのパフォーマンスを示すことができたと思います」


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