全日本F3選手権は5月13日、富士スピードウェイで15周の決勝レースが行われ、ポールポジションからスタートしたアレックス・パロウ(THREEBOND)が、坪井翔(カローラ中京 Kuo TOM’S F317)とのバトルを制し今季2勝目を飾った。
午前の予選から雨天となり、昼頃に行われたレースではセーフティカー先導の下、そのまま赤旗中断が相次ぐほどの天候となったこの日の富士。ただ、全日本F3第6戦のスタートが近づく頃には雨脚も収まり、ウエットではあるもののオンタイムでスタートが切られた。
スタートでは、ポールスタートのパロウが飛び出すものの、2番手スタートの坪井はやや遅れ、高星明誠(B-MAX NDDP F3)がパロウに続く。しかし、1周目のダンロップコーナーで坪井が高星のインを突き2番手を奪還した。
序盤からパロウは後続との差を築きにかかるが、7〜8周を過ぎたあたりから2番手の坪井とのペースが逆転。坪井は8周目に1分50秒138というファステストラップをマークすると、ジワジワとパロウに接近。残り2周でその差は0.5秒と、パロウに追いついた。
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