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国内レース他 ニュース

投稿日: 2017.08.28 20:51

FIA-F4鈴鹿:角田、宮田が3勝目。チャンピオン候補は笹原右京含めた3人に

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国内レース他 | FIA-F4鈴鹿:角田、宮田が3勝目。チャンピオン候補は笹原右京含めた3人に

 FIA-F4シリーズの第6大会が鈴鹿サーキットを舞台に、8月26~27日に開催され、第11戦を角田裕毅(SRS/コチラレーシング)が、そして第12戦を宮田莉朋(FTRSスカラシップF4)が、それぞれ制して今季3勝目をマーク。笹原右京(HFDP/SRS/コチラレーシング)は4位、2位となったがポイントランキングのトップは引き続き死守、この3人にだけ王座獲得の権利が残されることとなった。

 夏休み最後の週末であり、併催の鈴鹿1000kmが今年限りということもあって、この週末は大観衆が詰めかけていた鈴鹿サーキット。また、もうひとつの目玉が、F1世界チャンピオン、ジェンソン・バトンのスーパーGT初参戦。

 そういう意味では、ふだんのレース以上に目の肥えたファンが集まることもあり、FIA-F4を戦うドライバーたちにとっても、自分をアピールするまたとない機会となったはずだ。

 専有走行では、ホームコースの利を活かし、HFDP勢が絶好調。木曜日から金曜日の計6セッションでは、3セッションを角田裕毅(SRS/コチラレーシング)がトップ、総合でも最速タイムを記した一方で、2セッションで宮田莉朋(FTRSスカラシップF4)がトップと逆襲の兆しも……。

 土曜日になって予選が行われると、角田はベストタイム、セカンドベストともに早々とトップタイムを記して、まさに余裕の構え。その直後に大滝拓也(SRS/コチラレーシング)が立体交差先でスピンを喫し、コース上にマシンを止めたことから赤旗が出されるが、その影響をもっとも受けたのが大湯都史樹(HFDP/SRS/コチラレーシング)だった。

 大湯にとって、その周はまさにアタックの真っ最中。セクター1、セクター2とベストタイムで来ていたのが水の泡に。再開後のタイヤはすでにピークを過ぎており、誰も角田のタイムを上回れず。第11戦、第12戦ともにポールポジションからスタートを切ることとなった。

 しかし、当の角田はやや不満そう。「2戦ともポールが獲れて良かったけれど、タイム的にはコンディションの変化などあって、ちょっと納得はいかないですね。昨日の方がタイムは出ていたし、みんなを引き離せていたので。今回は特に大湯選手が強敵だと思っていて、赤旗で(タイムは)出せなかったけど、それがなかったらトップを獲られていたかもしれないし。ただ、セクター3とセクター4は僕の方が速いので、決勝には自信を持って挑みます」と語った。


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