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国内レース他 ニュース

投稿日: 2018.10.04 11:14
更新日: 2018.10.18 17:31

ThreeBond Racing 2018全日本F3選手権第7ラウンドSUGO レースレポート

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国内レース他 | ThreeBond Racing 2018全日本F3選手権第7ラウンドSUGO レースレポート

■第9戦 決勝

 本来は7月末の岡山大会で開催予定だったシリーズ第9戦は、2回にわたる順延を経て今大会で開催されることになった。日曜日、午後3時5分のスタート時には、霧雨が降り始めた。大会審査委員会は当初予定の18周レースを15周で行う決定を下していた。チームは、コース上の水の量は午前中のレースとほぼ同等と判断し、笹原が午前中のレースで若干アンダーステア傾向を感じたことを受け、フロントのアンチロールバーを弱める方向でのみセッティング変更を行なった。
 
「レインタイヤをNEWにするかUSEDにするか迷いましたが、雨の量と今年のタイヤ特性に確信が持てなかったので、大事をとって午前中のレースと同じニュータイヤで戦うことにしました」とエンジニアの伊与木。

 雲が低くなって暗くなり霧も降りてくるなか、午後3時5分にレースがスタートした。3番手から無事に加速した笹原は第1コーナーのアウト側からアプローチしたが、順位を上げることはできず3番手のままレースを始めた。変更したセッティングについては、スターティンググリッドに付くウォームアップでは好感触だったものの、実際にレースが始まると思うようにペースは上がらなかった。
 
 笹原は4番手の#8片山義章選手を引き離していったが、2番手の#37宮田選手との間隔は縮まらず、約2秒弱の間隔を維持して追った。すると5周目を過ぎ徐々に間隔が縮まり始め、8周目には1秒337まで迫った。しかし9周目以降はフロントタイヤが過熱してペースダウン、間隔は逆にわずかに開いて追撃は終わった。結局笹原は3番手のまま15周を走りきってチェッカーフラッグを受けた。
 
 2日間で4レースを戦った笹原は4レース連続(通算5レース連続)で表彰台に上がり、それぞれ5点、5点、7点、5点のシリーズポイントを獲得、通算ポイントを58点に伸ばしてドライバーランキング3番手へ進出した。ThereeBond Racingはチームランキング3番手を維持し2番手のTODA RACINGには1点差へと詰め寄った。

笹原右京(ThreeBond Racing)
5レース続けて表彰台を獲得している笹原右京(ThreeBond Racing)

■ドライバーコメント

「予選前の専有走行2日間でいろいろセッティングを試し、良い感触を得てレースウィークを迎えました。予選では2セット目のアタックで少しアンダーステア気味だったので、前日に試したセッティングを思い出し、リバンプストッパーを強めてみたところ良くなりました」

「ここまで予選がひとつの課題でしたが、今回は持っているパフォーマンスをすべて出し切ることができました。ただトップ2台との差を比べると、最終戦に向けてもやることは多いな、と考えさせられるセッションでした」

「予選で土曜日の決勝2レースとも3番手からスタートすることができたので、4レースとも表彰台に上がることができましたが、いろいろ課題も見つかった週末でした。次は最終大会ですが、富士スピードウェイはチームとしても得意なコースなのでなんとか勝利をあげてシーズンを締めくくりたいと思っています」


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