全日本F3選手権鈴鹿テストのエントリー更新。GP3で3位のアイロットが参加へ

　全日本F3選手権を運営する日本フォーミュラスリー協会は12月17日、12月20〜21日に行われる全日本F3選手権鈴鹿合同テストのエントリーリストを更新した。最終的に17台が参加し、22名がエントリーしている。

　すでに12月10日に最初のエントリーが出されていた全日本F3選手権の合同テストのエントリーだが、新たに多くの外国人ドライバーを含むエントリーが掲載された。

　当初のエントリーでは、7号車、8号車の2台に片山義章の名が記されていたOIRC team YTBには、新たにふたりの外国人ドライバーがエントリーした。ひとりはイギリス人ドライバーで、英F3やランボルギーニ・スーパートロフェオ等に参戦してきた19歳のジェームス・プル、そしてもうひとりは、今季GP3に参戦しランキング3位となったカラム・アイロットだ。

　アイロットはFIAヨーロピアンF3でも上位を争ってきたほか、マカオGPでも例年トップ3を争うひとり。今回はすでに発表されているB-MAX RACING TEAMのルーカス・アウアーやハリソン・ニューエイらとともに、注目のひとりとなりそうだ。

　また、ThreeBond Racingの12号車にヒューゴ・デ・サドレーとともに登録されたのは、イギリス人の22歳、リッキー・コラード。2016年まで英F3で戦い、17年からはGTカー／ツーリングカーに転向。先日のアブダビ12時間にも参戦した。

　一方、日本人ドライバーではTBNとなっていたTODA RACINGが、2018年も参戦していた大湯都史樹、さらにFIA-F4のランキング2位の名取鉄平がエントリーしている。

　さらに、B-MAX RACING TEAMの一台は、当初52号車だったマシンが30号車に変更され、DRAGONに加えて笹原右京の名が加えられている。2018年はThreeBond Racingから参戦していた笹原だけに、動向が気になるところだ。

　また1台追加でエントリーしたのは、スーパーGTにも参戦しているCARGUY RACING。ドライバーは木村武史と、2009年まで全日本F3を戦っていたケイ・コッツォリーノのふたりだ。この車両は木村のドライビングスキル向上を意図したものと推測される。

　合計で22名と多くのエントリーを集めた全日本F3選手権のテストは、例年にない盛り上がりをみせそうだ。

全日本F3選手権　鈴鹿合同テスト
エントリーリスト（12/17）