国内で唯一、開発競争があるミドルフォーミュラ『JAF-F4』。とはいえ、どのようなカテゴリーなのか、その実態を詳しく知る方はそう多くないのではないだろうか。auto sport本誌では、JAF-F4の魅力を紹介する記事を全5回にわたって紹介していく。
F4はF3とFJ1600の間を埋めるカテゴリーとして1993年に誕生し、20年以上の歴史を持つミドルフォーミュラ。古くは道上龍に始まり、塚越広大、平川亮なども、F4を経て国内最高峰の舞台へと駆け上がっていったドライバーたちだ。近年もFJ1600からF4に進む若手ドライバーの数が増えている。
そのJAF-F4では2018年から“モノづくり”を推進させるべく車両規則を改定。JMIA(日本自動車工業会)が開発したモノコックに加え、新たにイタリアのレーシングカーコンストラクター、タトゥースがフォーミュラルノー向けに開発したモノコックも使用できるようになった。
連載第5回目は2019年に向けてF4協会が打ち出した『ヤングandレディースドライバーサポート』プランについて掘り下げる。このプランは若手ドライバーが使用できるようJAF F4マシンを持つチームがマシンをレンタル登録を行い、F4協会はレースへのエントリー料を一定額サポートするというもの。
現在、JAF-F4はスーパーGTのサポートレースとして開催されるFIA-F4へ向けたステップアップカテゴリとして位置づけられており、多くの才能ある若手ドライバーが参戦を望んでいる状況といい、このサポートプランはメーカー系育成プログラムに加わっていないドライバーたちに広く門戸を開く役割を果たすことになりそうだ。
F4 PADDOCK NEWS Vol.5:JAF-F4が打ち出す道しるべ(PDF)
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