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国内レース他 ニュース

投稿日: 2019.01.29 14:59
更新日: 2019.03.28 13:43

混戦必至のスーパー耐久開幕戦“SUZUKA S耐 春の陣”。スタートダッシュを決めるのはどのチームか?

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国内レース他 | 混戦必至のスーパー耐久開幕戦“SUZUKA S耐 春の陣”。スタートダッシュを決めるのはどのチームか?

 2019年もピレリ・スーパー耐久シリーズは、「SUZUKA S耐 春の陣」として鈴鹿サーキットで幕を開ける。新たなシーズンには、ドライバーラインアップに変化があれば、新チームの参入、話題のニューマシンの登場と、未知なる要素によってこれまでとは異なる刺激的なレースが期待できそうだ。

 開幕ラウンドは、全クラス混走で、50台以上のマシンが一斉にコースを疾走する。スーパー耐久シリーズは、クラスごとに速さが異なり、いたるところで抜きつ抜かれつの連続となる。5時間にも及ぶ長丁場であっても、決して見飽きることはないはずだ。

 鈴鹿サーキットでは、さまざまな観戦スポットがある。この長さを有効に活かして1カ所に留まって観戦するのではなく、いくつかのスポットに移動してみることをオススメしたい。きっと、いつもとは違ったレース観戦を過ごせることだろう。

 耐久レースといえば、「久しく耐える」というとおり、以前ならマシンやパーツをいたわったり、燃費を考慮したりするペース配分が必要とされたが、現在のスーパー耐久はそんな消極策では勝利はおぼつかない。近年のレベル向上は著しく、積極的に攻めていかざるを得なくなっている。

 実際、2018年に総合優勝を飾った浜野彰彦/星野一樹/藤波清斗組のY’s distraction GTNET GT-Rは、昨シーズンに導入されたばかりのFCY(フルコースイエロー)をうまく活用。

 認められているピットストップを行ってマージンを稼いだことで、一躍トップに浮上した。その後、激しいバトルを繰り広げ、いったんは後続車両の追突によって順位を落としてたが、諦めず攻め続けていった結果、逆転を果たすこととなった。

2018年の開幕戦を制したY’s distraction GTNET GT-R
2018年の開幕戦を制したY’s distraction GTNET GT-R

 また、ST-3クラスでは、堀田誠/阪口良平組のmuta Racing ADVICS IS350 TWSが、ゴール間際の後続車両による追撃を、コンマ5秒差で退けたのも圧巻の一言だった。

 最初のピットでタイヤを左側の2本だけ、次に4本交換、最後は無交換としてタイムロスを最小限として、マージンを稼いで逃げ切ることができた。

 こうしたピット戦略もタイミングと合わせ、勝敗を大きく左右する要素になっている。トップチームの流れる作業、素早いドライバー交代は芸術の域にも達しているので、是非とも注目してほしい。

■2018年は鈴鹿ウイナーがシリーズチャンピオンに


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