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国内レース他 ニュース

投稿日: 2019.03.25 14:44
更新日: 2019.04.30 02:56

スーパー耐久開幕戦鈴鹿は新型バンテージGT3を駆る777号車D’stationがデビューウイン

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国内レース他 | スーパー耐久開幕戦鈴鹿は新型バンテージGT3を駆る777号車D’stationがデビューウイン

 ピレリ・スーパー耐久シリーズ2019の開幕戦となる「SUZUKA“S耐”春の陣」が、3月23~24日に鈴鹿サーキットにおいて5時間レースとして開催。ST-Xクラス予選2番手の777号車D’station Vantage GT3(星野敏/ダレン・ターナー/近藤翼組)が、中盤にトップを奪うとそのまま独走状態となり優勝。新型アストンマーティン・バンテージAMR GT3の”世界初優勝”を飾った。

 寒の戻りとなった鈴鹿サーキットは予選日から決勝日まで最高気温が10℃程度と冷え込んだ。特に西寄りの風が強く体感温度はひと桁という寒さとなった。23日に行われた公式予選はA、Bドライバーのベストタイムの合算で決められ、昨年のチャンピオンである1号車GTNET GT3 GT-R(浜野彰彦/星野一樹/藤波清斗組)がポールポジションを獲得。

 フロントローに777号車のアストンマーティンがつけた。またST-Xクラスに参戦するプロドライバーのそろうBドライバー予選では、7台中6台がコースレコードを更新。

 今シーズンのスーパーフォーミュラにも参戦する300号車TAIROKU RACING Ferrari 488 GT3(山口大陸/ハリソン・ニューウェイ/ニコラス・コスタ/高木真一組)のニューウェイが1分58秒748というトップタイムを刻み合算で予選3番手につけた。

 開幕戦にはST-X(7台)、ST-Z(4台)、ST-TCR(8台)、ST-1(2台)、ST-2(4台)、ST-3(7台)、ST-4(10台)、ST-5(11台)と計53台がエントリー。

 ST-4と5クラスの参加が減ったものの、FIA GT4規定のST-Zクラスの参加が増えるなど、参加クラスがやや散らばった感があった。また練習走行で1台がクラッシュしエントリーを取り消し、またST-4クラスの1台がマシントラブルのために出走できず、実質51台でのレースとなった。

 24日の決勝レースは、12時35分に大きな混乱もなくスタート。ポールポジションから1号車GT-Rの藤波が飛び出すも、周回遅れが出始めるとこれに777号車アストンマーティンの近藤が追いつきまた離れるという展開。

 スタート1時間というころに1台の車両がコース脇でストップしたためにFCY(フルコースイエロー)となり、全車両が50km/h以下に速度を落とし、このタイミングで最初のピットインを済ませるチームもあった。

 そこからさらに2回のFCYがあり、わずか20分の間に3回のFCYとなり、ほとんどの車両がこのタイミングでピットイン&ドライバー交代を行った。

1号車GT-Rを追いかける777号車 D’station Vantage GT3
1号車GT-Rを追いかける777号車 D’station Vantage GT3

 40周を過ぎてトップ争いを展開する1号車GT-Rの浜野、777号車アストンマーティンの星野に300号車フェラーリのニューウェイが追いつき、48周目にはついにトップを奪った。

 そして、スタートから2時間が経とうとするころ、スプーンカーブ出口で2番手を走行する1号車GT-Rに1台の車両が接触しクラッシュ。セーフティカーが導入となった。

 1号車GT-Rはタイヤをバーストさせ緊急ピットイン。しかし、ホイールが割れていたばかりかリヤの足回りを壊し、これで約1時間の修復作業に入りトップ争いから脱落してしまう。

 スタートから3時間が経ったころ、2番手走行中だった300号車フェラーリの山口がスプーンカーブでバックマーカーを巻き込んでコースアウトしクラッシュ。これで4回目のFCYとなり、このタイミングでトップの777号車アストンマーティンは2度目のドライブを終えた近藤からターナーにスイッチ。

 初めて鈴鹿を走るというアストンマーティンワークスドライバーのターナーは、その後一度もトップを譲ることなく2スティントを走り切って完勝。デビュー戦を飾ることとなった。2位は244号車LEXUS RC F GT3(田中徹/田中哲也/佐藤公哉組)、3位は9号車MP Racing GT-R(JOE SHINDO/柴田優作/影山正美/富田竜一郎組)だった。

勝利を喜ぶダレン・ターナー、星野敏、近藤翼と総監督の佐々木主浩
勝利を喜ぶダレン・ターナー、星野敏、近藤翼と総監督の佐々木主浩

各クラスで新車が健闘


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