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国内レース他 ニュース

投稿日: 2016.11.21 12:29
更新日: 2017.05.01 13:36

VSR Lamborghini SC Junior Team FIA-F4第6戦/第13戦/第14戦もてぎ レースレポート

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国内レース他 | VSR Lamborghini SC Junior Team FIA-F4第6戦/第13戦/第14戦もてぎ レースレポート

 予選では3周目のアタックラップ中にコースアウトしてしまいました。なんとかコースに戻ろうとダートを走っていったのですが、スタックして赤旗の原因となったうえ、第13戦の予選タイムが計測できず、嘆願書出走となってしまいました。

 大きく反省しています。自分では気が付かないうちに、プレッシャーを感じていたのかも知れません。第6戦の決勝は濡れた路面ではありましたが、後方グリッドでしたから、スリックタイヤを選びました。最初はコントロールも難しかったですが、すぐに路面が乾きはじめ、いいペースでポジションをあげられました。

 FIA-F4でのデビューレースで11位完走は、チームスタッフは喜んでくれましたが、自分の中では嬉しさと悔しさが入り混じった不思議な感覚でした。第13戦、第14戦は最初から最後まで自分のリズムとマシンのリズムをコントロールしながら、なんとか少しでも上位を目指しました。

 セットアップの変更によるマシンの変化や、路面状況の変化とタイヤのタレ具合など、今回参加した3レースで、来年の為に、本当にいい経験ができたと思います。オフシーズンはしっかりと体力トレーニングに励み、来年はタイトル争いに最初から絡めるような自分になって、FIA-F4シリーズに参戦したいと思っています。

63号車:ファン・ドユン
「今回のレースの前に、シミュレーターでしっかりと練習してツインリンクもてぎに乗り込みました。練習走行から、着実に手ごたえを感じていましたが、ずっとドライ路面だったのに予選でいきなり雨となってしまったので、少し気持ちが焦りました。
 予選は14番グリッドと、自分の中ではやや不満が残る結果でしたが、決勝レースに向けてイメージトレーニングを重ねました。

 第6戦は晴れていましたが、路面は濡れていて、自分たちの前に走ったスーパーGTではスリックタイヤよりレインタイヤが正解だったので、スタート直前にレインタイヤに交換しました。それが今週最大の失敗でした。

 レース序盤はペースが良く、トップも見える位置までポジションアップしたのですが、残念ながら予想以上に早く路面が乾いてしまい、あとはなす術がありませんでした。

 第13戦は気を取り直していいスタートを見せられたのですが、第3コーナーでイン側のマシンがはらんできて、接触寸前まできたので自分からダートに飛び出して、接触を避けました。

 アクシデントにならなくて本当に良かったです。でも、それで僕のレースは終わってしまいました。第14戦は、スターティンググリッドが後方だったので、思いっきりいくしかないと開き直り、最初から最後まで予選のつもりで走りました。

 周囲には、僕と同じく第6戦でレインタイヤを履いてベストタイムが遅かったランキング上位ドライバーがいたので、彼らとのバトルを楽しみました。やはり上位を走るドライバーたちはバトルも上手く、攻撃的でしたが自分のドライビングも負けていなかったので、やはり予選が課題なのだと痛感すると共に、自分の速さに自信を持ちました。

 レース後、イタリアのVSRからこの1年間の成長ぶりを褒められ、12月にイタリアのバレルンガ・サーキットでランボルギーニ・ウラカン・スーパートロフェオ車両で僕をテストしてくれるというお話を頂きました。

 本当に嬉しいし、大きなチャンスだと思います。僕にとっての今シーズンは終わりましたが、しっかりとトレーニングを積んで、ランボルギーニでステップアップができるよう頑張りたいと思っています。

 応援してくださったファンの皆さん、VSR、ランボルギーニのスタッフ、そしてVSR Lamborghini Squadra Corse Formula Junior Team、ZAP SPEEDの全員に感謝したいと思います。ありがとうございました」


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