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国内レース他 ニュース

投稿日: 2021.11.19 20:16

iCraft 2021スーパー耐久第6戦岡山 レースレポート

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国内レース他 | iCraft 2021スーパー耐久第6戦岡山 レースレポート

MEDIA INFORMATION
2021年11月17日

iCraft レースレポート
スーパー耐久シリーズ 2021 Powered by Hankook 第6戦
『スーパー耐久レース in 岡山』
11月13日〜14日
岡山国際サーキット(岡山県)
予選:晴れ/ドライ 入場者数:3,000人
決勝:晴れ/ドライ 入場者数:4,500人
TRES☆TiR☆NATS ロードスター(マツダロードスターND5RC)金井亮忠/猪爪杏奈/岡田衛

今シーズン2度目のポールから初優勝目指したものの……。
それでもランキング3位を獲得する!

 2シーズン目のスーパー耐久シリーズに挑むiCraft(猪爪俊之:監督)は、激戦区として知られるST-5クラスに、マツダロードスター『TRES☆TiR☆NATSロードスター』で参戦。日本自動車大学校(NATS)の支援を受け、学生たちがマシンを製作し、メカニックを担当する。鈴鹿サーキットで行われた第5戦では、山野哲也を助っ人として起用し、大いに話題を集めていた。予選では山野、金井亮忠ともに2番手につけて合算タイムでも2番手となり、決勝には好位置からのスタートとなった。

 決勝でも猪爪杏奈も含めた3人の激走によって、ラスト15分までトップを走行。しかし、わずかながらガソリンが足りず、スプラッシュ給油を余儀なくされたことで4位となった。しかし、経験豊富な山野から授けられたチーム、マシンへの指摘はすべて的確で、一段高みへと上れたのは間違いない。今回は現場ではできなかった『課題』も、しっかりクリアした上での戦いとなる。

 また、今回はCドライバーとして、S耐デビューとなる岡田衛を起用。eスポーツの世界では、その名を知られた存在で、リアルのモータースポーツにもロードスター・パーティレースⅢ西日本シリーズでデビューし、3戦目にしてポールポジションを獲得。その岡田が戦いの場としていた、岡山国際サーキットが最終戦の舞台であり、低速から中速コーナーが2本のストレートで挟まれたテクニカルレイアウトで知られたコースである。

 なお、今回は第2戦以来となる2グループ開催の3時間レースで、ピットストップの義務づけは2回。ST-3クラスとST-4クラス、そしてST-Qクラスの2台との混走で競われる。今回も3人体制で臨み、金井をAドライバー、猪爪をBドライバー、そして岡田をCドライバーに起用する。

公式予選

 最終戦ということもあり、より万全を期すため、木曜日から練習を開始。当初は1分50秒台を出すに留まっていたが、セッションごとにセットアップも進んで、金曜日には1分49秒台に突入し、S耐デビューとなる岡田にも十分マイレージを稼がせていた。土曜日の午前にもフリー走行が行われ、ライバルは1分48秒台も記録していたが、ターゲットはむしろそれ以上。なぜなら金井はユーズドタイヤのままで、1分49秒472をマークしていたからだ。

 そして午後からの予選で、予想をもはるかに超える好タイムが記録される。Aドライバー予選に臨んだ金井は、計測3周目からアタックを開始。いきなり1分48秒301を記録して、その段階でのトップに立つも、1周軽いクールダウンを挟んだラストアタックでは、1分47秒531をマークして再びトップに立つとともに、レコードタイムを更新してしまったのだ!

 一方、Bドライバー予選の猪爪は徐々にタイムを縮めていく。最初は1分50秒台から、次の週に1分49秒台に入れて、計測3周目には1分48秒901へ。金井同様、軽いクールダウンを経て出したタイムは1分48秒518で、3番手につけることとなった。そして合算タイムでは2番手にコンマ3秒差で、今シーズン2度目のポールポジションを獲得することに!

 この後に行われたCドライバー予選で、岡田はユーズドタイヤでの走行に加え、チームオーダーで燃費走行のデータ取りに徹し、1分50秒492で5番手を記録。ここまでの練習で3人のコンスタントラップが揃っているのは明らかになっているだけに、最前列から挑む決勝レースへの期待は、かつてなかったほどに高まっていた。

金井亮忠

「クルマのフィーリングはずっと良かったのですが、今週は新品タイヤでのアタックをしていなかったので、タイムは正直未知数でした。でも、クルマの動きをよく感じながら走ったら、あのタイムが出てくれたという感じです。セッティングもすごく決まっているし、安定してタイムも出せるので、決勝もこの調子で優勝目指して頑張りたいと思います!」

猪爪杏奈

「コースレコードのプレッシャーはありましたが、ポール獲得ができてよかったです。走りの内容はあまりよくなかったです。金井選手が築いたマージンのおかげでポールになれましたが、僅差だったら落としていたので、危うかったですね。クルマの調子は良いので決勝頑張ります」

■決勝レース


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