ザウバーのパスカル・ウェーレインが体力的な問題によりオーストラリアGPに出場しないことが決まった。代わって、フェラーリのサードドライバー、アントニオ・ジョビナッツィが起用され、F1デビューを果たすことが決定した。
ウェーレインは1月のレース・オブ・チャンピオンズでクラッシュ、背中を痛め、プレシーズンテスト1回目を欠場したが、2回目のテストから合流、開幕戦オーストラリアGP前に行われたFIAのメディカルチェックにも合格した。
しかし、金曜プラクティスで走行を行った結果、ウェーレインは完走を果たせるかどうか自信がないため欠場したいとチームに申し出た。
「体調が、レースディスタンスを走り切れるレベルにはない。トレーニングが足りなかったからだ。昨日の夜、チームに状況を説明した」とウェーレイン。
「ザウバーF1チームはリスクを冒さないことを決めた。残念だけど、それがチームにとって最善の決断だ」
ザウバーには現在、公式リザーブドライバーはおらず、合同テスト1回目でウェーレインの代役を務めたジョビナッツィが急遽起用されることになった。2016年にGP2でランキング2位を獲得したジョビナッツィは、突然F1デビューのチャンスを得て、土曜からザウバーで走る。
スポーティングレギュレーションでは、チームは予選スタート前であれば、ドライバーを変更することができる。
チーム代表モニシャ・カルテンボーンは、ウェーレインは第2戦中国GPには出場できる見込みだと語っている。
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