マクラーレンとホンダが共に、分裂の噂を改めて否定した。一方、ホンダF1プロジェクト総責任者、長谷川祐介氏が、パワーユニット供給拡大のため、マクラーレン以外のF1チームと話し合いを行っていると発言したと英AUTOSPORTが報じた。
マクラーレンへパワーユニットを独占供給する形でF1に復帰したホンダは、今年で活動再開3年目を迎えた。マクラーレンとは長期契約を結んでいるが、不調に終わったプレシーズンテストの後、パワーユニットの信頼性とパフォーマンスの両方に不満を持つマクラーレンが、ホンダが改善しない場合はメルセデスにスイッチすることを検討し同社に打診したとの報道が流れた。
その際、マクラーレンのスポークスパーソンは「ホンダとともに、不十分だった点、うまくいかなかった点への対処にあたっています。ホンダとともに選択肢を検討しているところです。メディアの推測についてコメントするつもりはありません」と発言。長谷川総責任者は「私たちは今も、このスポーツでの我々の将来、そしてマクラーレンとの関係に100パーセント、コミットしています」とコメントし、長期的プロジェクトを変更するつもりはないと強調した。
開幕戦オーストラリアGPの土曜、両者はあらためて、このうわさを否定した。
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています