サウジアラビアGPが土曜日に決勝レースを迎える関係から、開幕戦バーレーンは2月最終週の木曜日から公式セッションがスタートする異例のレースウイークに。短い休み期間を経てチームは初陣を飾るべく準備を重ねていく。レッドブルに続くのはどのチームか、シーズンを占う貴重なレースを前に、SNSからF1界の様子を見てみよう。
●これはテストです
シミュレーションとはいえ、トウを使いながら最終コーナーへ進入しレースさながらのサイドバイサイドでホームストレートを駆け抜けるF1ドライバーたち。本番への準備は完了していると言わんばかり。
●レースペースの差
今年もレッドブル、マックス・フェルスタッペンの一強を匂わせる雰囲気となったバーレーンテスト。各チームのレースペースを比較してみると、メルセデス、フェラーリ、アストンマーティンが第2集団といった様相を呈している。果たしてこのとおりになるのか蓋を開けてみないと分からないが、大方このとおりにシーズンが進むのではなかろうか。
●準備万端
RBの角田裕毅にとってもこの3日間は有意義な時間となった模様だ。マシンが劇的に速くなったとは言えないかもしれないが、内容はポジティブ。デビュー戦でポイントを獲得したバーレーン、素晴らしい走りに期待したい。
●会見でもニコイチ
アルピーヌのピエール・ガスリーと角田はオフシーズンにカートを始めとする様々なトレーニングをともにした間柄で、会見でもやっぱり標的に。ツノガスコンビはF1コミュニティの顔として定着しており、ふたりも日常生活といった様子。「カートでメンタルが洗練された」と角田は締め括った。
●リカルドisリカルド
ティザーショットを撮影すべく20名のドライバーが一堂に介しポーズを決めているところ、RBのダニエル・リカルドはじっとしているのが苦手なようで四方八方に向けてちょっかいを出す。リカルドスマイルの前では誰もが和んでしまう。
●偉大な瞬間
バーレーンではチーム代表によるインタビューも実施され、ハースの小松礼雄代表が登場。日系チーム以外での日本人代表として錚々たるメンバーと横並びなる景色は感慨深いものがある。
●レースウイークスタート
2月から公式戦という過密スケジュールの影響が見え隠れする中、各チームが準備を開始。マクラーレンはジャッキにカメラを設置してピット作業の様子を投稿。レースの足音を感じる一幕だ。
開幕直前にメルセデスのジョージ・ラッセル、ウイリアムズのアレクサンダー・アルボン、マクラーレンのランド・ノリスが3人でカートトレーニングを行った。なんと彼らがデビューした当時も同じサーキットでカートをやっており、思い出深い写真にノリスも感慨に耽る。
アルピーヌは新車発表後、マシンがカーボン地を「ここもカーボンファイバーだ」と自虐する投稿を行い話題となっていた。それに乗っかったのがラッセルで、自チームのあらゆるカーボンにタッチして「カーボンファイバーだ」とコメント。今年もコミカル路線を貫く。
バーレーンGPは土曜決勝で、通常とは異なる1日前倒しでスケジュールが進行中だ。いつもは金曜に行われるフリープラクティスも木曜のため、ノリスは「金曜の気分だ」と、感覚と実際の曜日が噛み合わない現状を表現。このあと、FP1がスタートする。