ウイリアムズのフェリペ・マッサは、5月のF1モナコGPにフェルナンド・アロンソの代役として出場するジェンソン・バトンが、事前にマクラーレンの2017年F1マシンをテストしないのは理解できないと語っている。
アロンソがインディ500へのスポット参戦を決め、同日行われるモナコGPの代役に、彼の元チームメイトでもあるバトンの起用が決まった。そしてバトンは、バーレーンGP後に行われる合同テストへの参加をオプションとして打診されていた。
しかし、2009年ワールドチャンピオンであるバトンは、バーレーンとモナコはサーキットの特性が異なるため、モナコを想定したシミュレーター走行に集中したいとしてこれを断り、代わりにオリバー・ターベイとストフェル・バンドーンのテスト参加が決まったのだ。
バトンの代役参戦について聞かれたマッサは「彼が復帰してくれてうれしいよ。彼は素晴らしいドライバーだ。チームが今回の代役に起用するのは絶対に彼だと思っていた」
「特にモナコのようなコースには経験あるドライバーが必要だ。だからこそ、彼だと思っていたんだ」
「ただひとつだけ僕が理解できないのは、なぜ彼がバーレーンテストに参加しないのか、ということだ」
「マシンが2016年と同じものならそれでもいい。だけど、マシンは(2017年の規定変更で)まったく違うものになっている」
「テストでは自由に走れるんだ。100周でも走れるし、それによってタイヤも理解できる」
「彼はまだこのタイヤを経験していないわけだからね。シミュレーターで済むなら、なぜ他の優秀なドライバーたちは使わないんだ?ハミルトンは、おそらくこの2、3年はシミュレーターを使っていないと思うよ」
自分が同じ状況になったらどの位テストしたいかと問われ、マッサは以下のように答えた。
「マシンを理解するために丸一日使えるとしたら、僕なら絶対に走るだろうね」
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています