ロシアGPのオープニングラップでは、ルノーのジョリオン・パーマーとハースのロマン・グロージャンがクラッシュし、ふたりはともにリタイアとなった。これについてパーマーは、グロージャンに対して「頭を使って」事故を避けてほしかったと語った。
レーススタート直後、グロージャンはターン2イン側の縁石に乗り上げた後、パーマーのマシン右後方に接触。これによってパーマーはスピンしてグロージャンに衝突し、グロージャンはバリアに追い込まれた。
スチュワードはレース後の審議の結果、どちらのドライバーに対しても処罰を下さなかったが、パーマーはグロージャンに非があると話す。
「まったくスペースがなかったんだ。外側にもマシンがいたから、彼にスペースを空けられなかった。そうしていたら僕はザウバーのマシンに接触していただろう」
「彼は明らかにあそこの縁石でジャンプし、僕のサイドに向かってきた。僕は彼が強引すぎたと思う。あそこはとてもタイトなコーナーで、イン側には避けられる場所がない。過去数年で多くのアクシデントが起きている」
「イン側から右に来ると、いつもエイペックスで集団にふさがれてしまう。それが今回起こったことなんだ。コーナーを回りながら彼が頭を使ってくれるのを祈るしかなかったけど、ぎりぎりまで追い込んでくるだけだった」
一方、グロージャンは断固としてパーマーが彼に向かってねじ込んできたと主張する。
「言うことはあまりないよ」。とても良いスタートを決め、ターン1まで素晴らしい走りをして、ブレーキングしながらジョリオンを抜いた。僕はイン側にいて、彼が曲がってきて僕たちは接触し、彼は自分のマシンをスピンさせた」
「彼は戻ってきて僕にもう一度ヒットした。それで僕はウォールへと飛ばされた。それだけのことだよ」
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