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F1 ニュース

投稿日: 2016.04.26 21:19
更新日: 2016.05.12 16:37

財政難のザウバー、苦境を認めるも「あきらめない」

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F1 | 財政難のザウバー、苦境を認めるも「あきらめない」

 ザウバーのチーム代表、モニシャ・カルテンボーンは、現在チームが直面している厳しい財政問題を解決するため努力していると認めた。しかし今までも苦しい状況を経験しており、今年が特別というわけではないと強調している。

 プレシーズンテストでは新車の導入を遅らせ、過去2カ月には従業員への給与支払いが遅れるなどの事実から、ザウバーは現在財政的に相当厳しい状況にあると推測されており、2016年シーズンを最後まで戦えるのかどうか疑問視する者もいる。

 カルテンボーンは、厳しい状況であると認める一方で、乗り切る努力をしていると語った。

「厳しい状況です。それはこれまでと同じですが」とカルテンボーン。

「過去と比べることはできません。毎年状況は違うからです。同じ財政関係でも常に問題は異なっています」

「今年はもっと(マシンに関して昨年から)引き継ぐこともできました。でもそうしていたら状況はよくなっていたでしょうか? それはないでしょう。パワートレインは去年より改善したかったので変更しました。そういった状況下で何とか(経済的に)対処していかなければなりませんでした」

「私たちは正しい状態に持っていくために努力しています。簡単ではありません。今まで簡単だった試しはないのです。でもだからといって諦めるつもりはありません」

 今月の給与支払いについては「問題ないはずです」とカルテンボーンは述べている。
「今までだって最終的には問題ありませんでした。支払いが少し遅れただけなのです。過去に支払わなかったことはありません。数日遅れただけで、大きな問題ではありませんでした。ですが、(今月は)問題ないはずです」

 自分がバーレーンに姿を見せなかったことがチームの危機報道につながったことを、カルテンボーンは理解できないと語った。

「私がいないというだけでそんなうわさになるなんて理解できません。他のチーム代表だって欠席することはありますが、誰も気にしていません」

「こういうことを取り上げて、根拠のないストーリーを作り上げて広める、そういう趣味がある人がいるということでしょう」

「会議があってバーレーンに1日しかいられないため、行くのを取りやめました。それが事実です。なのにこんなばかげたうわさが持ち上がるなんて」


この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています

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