ルイス・ハミルトンは、メルセデスF1マシンのドライビングが難しく、マシンのスイートスポットを探るのは自身と担当エンジニアたちの双方にとって大変な仕事だと認めている。
ハミルトンは今シーズン開幕からの5戦のうち2戦で優勝しているものの、ドライバーズ選手権トップに立つフェラーリのセバスチャン・ベッテルに、プレッシャーをかけられている。
メルセデスはターボハイブリッド時代が始まった最初の3シーズンは、圧倒的な強さを誇っていた。しかしハミルトンはメルセデスの2017年型マシン『W08』からスピードを引き出すには、多大なる努力が必要だと言う。
「マシンのドライビングが難しいのは嫌いじゃない。暴れる牛や馬の背中に飛び乗って、手なずけようとしているみたいな感じだ。マシンに乗るのが楽ではなく、難しいときの感触は、それと似ている」
「過去には快適で、とても簡単に乗りこなせて、セットアップも容易なマシンもあった。こういった挑戦があるのは好ましいことだよ。僕や担当エンジニアたちを、ぎりぎりまで追い詰めてくる」
「何かしらの決断を下すときや方向性を定めるときは、これまで以上に注意を払って行わなければならない。それにマシンのバランスを取るのにも、多くの仕事が必要になる」
「タイヤや自分たちの持つのツールを理解すればするほど改善できて、ドライビングも確実に楽になるんだ」
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