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F1 ニュース

投稿日: 2017.05.25 12:31

F1モナコGP水曜会見:すっかり愛犬家となっていたバトン、F1から離れても体力に一切の衰えなし

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F1 | F1モナコGP水曜会見:すっかり愛犬家となっていたバトン、F1から離れても体力に一切の衰えなし

 F1第6戦モナコGPの水曜FIA会見の主役はもちろん、このモナコで1戦限りの現役復帰を果たすことになったジェンソン・バトンでした。

 第1部のセンターに登場した彼の一挙手一投足を捉えようとカメラの砲列が待ち構え、ただでさえ狭いモナコの記者会見場は全く身動きが取れなくなるほどの人数に。

 実際、あまりの人垣で前が見えず、会場後方のミキサー担当スタッフは壇上が見えなくてどのマイクのフェーダーを上げて良いのか分からないため、椅子の上に立って前の様子を伺いながら器用に操作していたほどです。 

 冒頭で司会者から事前の準備について質問されたバトンは、努めて笑顔で語りました。
「準備は上手くできたけど、実車には乗っていないから完璧とは言えない。バーレーンで半日テストをするという選択肢もあったけど、全く特性の異なる場所で走っても意味がないと思ったんだ。それよりもシミュレーターで何日か走る方が効果的だろうって僕がチームに言ったんだ。そうはいっても同じレーシングカーであることに違いはないし、ちょっと幅広になったのに慣れるだけだよ。どれだけワイドになっても座る位置は同じ真ん中だしね」

 一通り質疑が終わり新人エステバン・オコンが話す番になると、バトンは隣のニコ・ヒュルケンベルグと雑談。彼が笑顔を見せるたびにカメラのシャッター音が鳴り響き、バトンへの注目度の高さが伝わって来ます。

 1戦限りの復帰について、「プレッシャーは全く感じていないし、リラックスしているよ。クルマに乗ってやれるだけのことをやるだけ。もちろんすごくワクワクしている」と語るバトンは、自分がやりたいと思ったからチームからのオファーに「イエス」と返事をしたのであって、プレッシャーをかけられて無理矢理に出場するわけではないとも語りました。

「犬に聞いたら『1週間くらいご主人様がいなくてもなんとかなるよ』って言うし、ガールフレンドも『やるべきことをやりなさい』っていうし、僕自身の決断としてイエスと答えたんだ。イヤならノーと答えることもできたけどね」


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