マクラーレン・ホンダのジェンソン・バトンは、モナコGP木曜、初めて2017年型F1マシンで走行、慣れるのに少し時間がかかっていると認めた。
バトンは2016年末でレギュラードライバーの座から離れ、今年はマクラーレン・ホンダのリザーブドライバー兼アンバサダーの役割を担っている。フェルナンド・アロンソがインディ500に出場するためにモナコを欠場することが決まったため、バトンがその代役を務めることになった。2017年F1のテクニカルレギュレーション変更によってマシンが大きく変わったものの、バトンはシミュレーターだけで準備を整えることを決め、事前に実車に乗ることなくモナコに臨んだ。
昨年11月末のアブダビ以来の走行となるが「最初からとても自然に感じた」と語る一方で、バトンは、新世代のマシンのパフォーマンスを最大限に活用するのに時間がかかっていると認めている。
「FP1ではすぐに慣れて力を発揮できた。でもFP2は少してこずった。グリップがかなり向上していて、過去7年に自分が経験してきたものと全く違っていたからだ」とバトン。
「コーナーに向けてブレーキングしていると、バリアに突っ込むんじゃないかと思う。最初は変な感じがした。でも慣れてきてはいる」
「高速で走るのはすごく楽しい。スイミングプールの最初の部分は全開でいけるんだ。あそこで前回そんな風に走れたのはいつだったか思い出せない。もしかすると初めての経験かもしれない」
「最高だった。ターン3もすごく楽しい。でもまだ課題を抱えたブレーキングエリアがいくつかある。自信を持ってハードブレーキングできるようになるため、やるべきことが多い」
「オールドビギナーにありがちなことだ。ブレーキも、減速も、ターンインや加速も早い。これからもっとずっとよくなる。データをチェックして、土曜朝には自分の状態を整理して走れるんじゃないかな」
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