フェラーリF1チームで代表を務めるマウリツィオ・アリバベーネは、2017年シーズンのタイトル争いにおいて、チームがキミ・ライコネンよりもセバスチャン・ベッテルを優遇しているとの意見には「少し笑った」と話している。
前戦モナコGPではライコネンが予選でチームメイトを上回りポールポジションを獲得し、ピットストップ前まではレースをリードしていた。しかしベッテルのピットストップがライコネンよりも後に行われたことで順位が入れ替わり、そのままベッテルがレースを制した。
今季はこれまでのところ、レースでは常にベッテルがライコネンを上回っている。モナコGPでの勝利により、彼はランキング2位のルイス・ハミルトンに25ポイントもの差をつけることになった。
アリバベーネは、チームの優先事項はコンストラクターズ選手権首位を守ることであり、ベッテルがナンバー1ドライバーというわけではないと主張する。
「モナコGPの後、どちらかがナンバー1でナンバー2だという報道を読んだり聞いたりした。いまのシチュエーションではチャンピオンシップの行方を楽しみにしていると、常に言ってきた。コンストラクターズ選手権で勝利するために、すべてをかけている」
「コンストラクターズ選手権でうまくやっているときには、ふたりのドライバーが必要だ。現状は、フェラーリとしては良い状況にある。(コンストラクターズ選手権の)このトロフィーだけがチームに残る。ドライバーのトロフィーは、当然ながらドライバーのものだ」
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