■スクーデリア・フェラーリ
キミ・ライコネン 予選=3位
この週末はずっと、タイヤをうまく使えるかどうかが重要で、今日の僕らは昨日より少し苦労していた。1周で100%機能させることができれば、楽に速いタイムを出せるのだが、今日はそうはいかなかったね。
タイヤをうまく機能する状態に持っていけたときには、マシンの感触は良かった。でもその感触が1周ごと、セットごとに変わってしまっていた。
1コーナーの進入で良い感触が得られず、あまり攻めた走りができなかった。滑ったり、ミスをしやすい状況だったんだ。常にタイヤが機能するかしないかの境界にいたのだけれど、最後のラップは少しマシだったかな。
3番手は悲惨というほど悪くはないし、この結果で満足しておこう。今日は、できるかぎりのことをしたと思う。レースで周回を重ねていけば、タイヤもうまく機能し始めるはずだ。明日はライバルにもっと近づけるだろうと、前向きに考えている。
■スクーデリア・フェラーリ
セバスチャン・ベッテル 予選=4位
結果は悪くないけれど、当然ながらすべてにおいて満足だとはいえないし、明日に向けて助けになるような予選でもなかった。
言い訳はしないよ。もっとうまくやれたはずだ。最終的にいいリズムをつかめたと思うけれど、すべてをうまくやるということができなかった。
僕らには十分な速さがなかったが、それでも明日には十分チャンスがあると思う。僕らのマシンは大体レース中には速さを発揮するし、昨日もロングランが良かった。何が起こるかを見守っていこう。
予選の序盤は少し遅かったけれど、Q2を迎えるころにはマシンをコントロール下におけるようになっていたと思う。それでもQ3は理想的ではなかったね。赤旗が出てしまったのでピットレーン出口付近で止まらなければならず、タイヤが冷えてしまったんだ。何にしても明日は、また違う展開になるかもしれないよ。
(ポールポジションを獲得したメルセデスのルイス・ハミルトンとのタイム差が1.248秒におよんだことについて語り)このコースではマシンやタイヤをちゃんと機能する状態に持っていく必要がある。自信を持って走ることができれば、ラップタイムをかなり引き出すことができるんだ。
彼らとのギャップについて悩んだりはしていない。残念ではあるけれど、心配はしていない。僕らは金曜のロングランでかなりよさそうだったから、問題ないはずだ。今日は3位が精いっぱいだったと思う。つまり、僕らチームは最大限の仕事をしたんだ。